インテリジェンス、求人情報サービス「an」調べ
2009年7月 アルバイト平均時給
インテリジェンス(東京都千代田区、高橋広敏・代表取締役 社長執行役員)が運営する求人情報サービス「an」では、求人情報メディア(PCサイト、モバイルサイト、有料求人誌、フリーペーパー)に掲載された求人広告から173職種(※)について、平均時給を分析しています。2009年7月の結果がまとまりましたのでお知らせします。
(調査は2002年より行っております。過去のデータをご覧になりたい場合は、広報部までお問い合わせください。)
【 全エリア概況 】
〜専門職系、運輸職系、サービス系を除く職種で前年比マイナス
2009年7月の全国平均時給は、965円(前月973円、前年同月975円)で、前月比8円の減額、前年同月比10円の減額となりました。エリア別では、「関東エリア」が1,013円で最も高く、次いで「関西エリア」(990円)、「東海エリア」(957円)となりました。職種別では、「専門職系」が1,196円と最も高く、次いで「運輸職系」(995円)、「サービス系」(992円)となりました。対前年同月の増加率は-1.0%で、「専門職系」(4.9%)、「運輸職系」(1.0%)、「サービス系」(0.4%)が前年比プラスとなった以外は、全ての職種で前年比マイナスとなっています。
【 関東エリア概況 】
〜平均時給1,013円。サービス系を除く全ての職種で対前年比マイナス
関東エリアの平均時給は、1,013円(前月1,024円、前年同月1,041円)で、前月比11円の減額。職種別では、「専門職系」が1,252円で最も高く、次いで「事務系」(1,063円)、「サービス系」(1,055円)となりました。 対前年同月の増加率は-2.7%で、職種別では、「サービス系」(1.9%)を除く全ての職種で対前年比マイナスとなりました。
【 関西エリア概況 】
〜平均時給990円。専門職系、運輸職系で対前年比大幅増
関西エリアの平均時給は、990円(前月985円、前年同月975円)で、前月比5円の増額。職種別では「専門職系」が1,297円で最も高く、次いで「運輸職系」(1,015円)、「サービス系」(1,009円)。 対前年同月の増加率は1.6%と、3ヵ月連続のプラスとなりました。職種別では「専門職系」(17.1%)、「運輸職系」(10.3%)の増加幅が大きく、全体の増加率をプラスに押し上げました。
【 東海エリア概況 】
〜平均時給957円。11ヵ月連続対前年比減で停滞傾向が長期化
東海エリアの平均時給は、957円(前月953円、前年同月990円)で、前月比4円の増額とはなったものの、2008年12月に1,000円台を回復した以外は、昨年3月以降、1,000円を割り込む停滞傾向が続いています。職種別では、「専門職系」が1,149円で最も高く、次いで「運輸職系」(1,027円)、「技能・労務系」(998円)となりました。対前年同月の増加率は-3.4%で、11ヵ月連続の対前年比マイナス。職種別では「専門職系」(9.6%)が大幅な伸びとなった一方、「サービス系」(-9.6%)、「販売系」(-2.3%)などで前年を下回り、全体では前年比マイナスとなりました。
【 九州エリア概況 】
〜平均時給819円。対前年比-1.6%で4月以来、再びマイナスに転じる
九州エリアの平均時給は、819円(前月827円、前年同月832円)で、前月比8円の減額。職種別では、「専門職系」が917円で最も高く、次いで「事務系」(891円)、「運輸職系」(855円)となりました。対前年同月の増加率は、-1.6%で2009年4月以来、再びマイナスに転じました。職種別では「販売系」(1.0%)、「フード系」(0.4%)を除く、すべての職種で前年同月比マイナスとなりました。
【北海道エリア概況】
〜平均時給797円。2008年12月以来の700円台に下落
北海道エリアの平均時給は、797円(前月811円、前年同月782円)で、前月比14円の減額。2008年12月の797円を最後に年明け以降、800円台で推移していましたが、再び、700円台への下落となりました。職種別では、「サービス系」が856円で最も高く、次いで「専門職系」(844円)、「事務系」(820円)となりました。対前年同月の増加率は2.0%で、職種別では「サービス系」(8.9%)が8ヵ月連続プラスとなったものの、「運輸職系」(-10.0%)など5つの職種で前年を下回り、全体では2.0%のプラスに留まりました。
【 2009年7月の結果から 】
全国の対前年同月増加率は、-1.0%で、前月比、前年比ともにプラスとなった6月の結果から一転、再びマイナスに転じました。エリア別に見ても、北海道(2.0%)、関西(1.6%)を除くすべてのエリアで前年同月比マイナスとなっており、時給の停滞傾向が続いています。 職種別では、唯一の堅調が続いている「専門職系」が、対前年増加率4.9%で9ヵ月連続プラス。引き続き求人ニーズの高い「看護師」「薬剤師」「福祉・介護・保育」領域で時給水準が堅調に推移しています。一方、メーカーでは生産回復とそれに伴う人員の採用を再開する動きが一部で出始めてはいるものの、時給の動きにはまだ影響はなく、製造工を含む「技能・労務系」は、全エリアで前年を下回り、23ヵ月連続の前年同月比マイナスとなっています。
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インテリジェンス http://www.inte.co.jp/同社プレスリリースより抜粋・8月18日