レジェンダ、2010年4月入社
『学生の就職活動』と『企業の新卒採用活動』の実態を発表
戦略的な人事業務をサポートするHRO (Human Resources Outsourcing)ソリューションを提供するレジェンダ・コーポレーション(東京都新宿区、藤波達雄・代表取締役)は、2010年4月入社予定の学生を対象に、就職活動状況について調査を実施しました。
本調査は、学生の就職活動では231,800名の学生に対して、インターネット上でアンケート調査を行い、6,106名の学生から回答を得ています。企業の新卒採用活動では当社顧客より56社を抽出して集計・分析しております。 これによると、以下の調査結果が明らかになりました。
■ 学生の就職活動動向調査概要
【2】 親から何らかの協力を得ながら就職活動をしている学生は6割。親子二人三脚で就職戦線に臨む傾向
就職活動における親の協力有無についてアンケートを実施したところ、63.3%の学生が親から何らかの協力を得ながら就職活動をしていることが分かりました。協力内容の一位は「金銭的援助を受けた」、二位は「自己分析を手伝ってもらった」、三位は「エントリーシート添削や面接練習につきあってもらった」となりました。また、就職活動に親が関与することをありがたいと思うかにどうかついては、好ましく思う学生と好ましく思わない学生に二分するという傾向が出ています。
【3】 より安定志向へ。一つの企業で働きたい割合は昨年比110%。仕事と私生活の両立実現を望む学生は3割
就職後のキャリアプランについてアンケートを実施したところ、一位「ひとつの企業で働きたい」が70.1%と、昨年同時期対比110%であることがわかりました。逆に、「いずれ転職したい」、「いずれ起業・独立したいは」は、各々昨年度調査より減少しました。また、望むワークスタイルに対し、一位は「仕事と私生活の両立を実現する」、二位は「ある程度責任分担された業務を日々落ち着いて遂行する」、三位は「厳しい環境で刺激を受けながら自己成長をとことん追及する」となっており、学生の安定志向とワークライフバランス志向が垣間見えます。
■ 企業の採用活動調査概要
【5】 企業の採用期間は短期化。選考通過率も低下(昨年:12.4% ⇒ 今年:7.2%)し、企業の厳選採用化が進む。
企業の採用期間は、一昨年・昨年までは5月に77〜78%の企業が採用活動を行っていましたが、今年は65%の企業にとどまりました。また、今後の予定としては今年の採用は7月には14%の企業が採用活動を行うのに対して、昨年・一昨年は22〜24%であり、今後の採用終了見込みも早まっていることがわかりました。企業の選考通過率は、昨年12.4%から今年7.2%となり、学生にとって選考を通過することがより厳しくなっていることがわかりました。
【6】 企業は採用人数の上限を意識しての活動に。
企業の採用到達率(=内定承諾人数÷採用目標人数)は、一昨年:92%、昨年:89%、今年:76%と、年々下がる傾向にあります。過去2年においては、採用目標人数を下限値として、同等もしくはそれ以上の人数を確保する意識が高い傾向でしたが、今年においては、採用目標人数を上限値とし、その人数を超えないよう調整する傾向が強まっています。また、従業員数1000名以上の大手企業では、内定承諾率が、一昨年:53%、昨年:55%、今年:62%と年々上昇し、大手企業にとっての学生獲得が容易になってきたことがわかりました。
【 学生の就職活動調査 】
調査対象: 2010年4月入社を希望する新卒学生231,800名
調査方法: インターネットによる調査(弊社アンケートWebサイトより回答)
調査期間: 2009年5月13日(水)〜5月19日(火)
有効回答数: 6,106名
【 企業の新卒採用活動調査 】
調査対象・調査方法: 当社顧客より56社を抽出し採用活動状況を集計・分析
調査期間: 2008年5月15日(金)〜5月22日(金)
【 調査結果の詳細はこちら 】
http://www.leggenda.co.jp/news/pdf/news_090602_01.pdf
レジェンダ・コーポレーション http://www.leggenda.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・6月5日