マイコミ、第7回2010年卒学生対象アンケート
「就職活動アンケート 4月の動き」 調査結果を発表
就職情報サイト「マイナビ2010」を運営する毎日コミュニケーションズ<以下、マイコミ>(東京都千代田区、中川信行・社長)は、2010年卒業予定の学生を対象とした7回目の調査「就職活動アンケート4月の動き」の結果を発表しました。概要は以下の通りです。
【 調査結果の概要 】
■ 4月末時点で内々定を受けた学生の割合は47.0%、前年同月より13.6ポイント減少
学生一人当たりの内々定平均保有社数は1.61社、前年同月より0.47社減少
4月末時点で企業から内々定を受けたかを聞いたところ、47.0%の学生が内々定を受けたと回答した。この数値は、前年同月と比較すると13.6ポイント減少している(09卒:60.6%)。次に、一人当たりの内々定平均保有社数は(内々定を保有している学生のみ回答)、1.61社と前年(2.08社)より0.47社下回る結果となった。ここ数年、4月末時点の内々定保有率は増加する傾向にあったが、今回は売り手市場の入り口とも言える4年前(06卒47.6%)とほぼ同じ割合になった。なお、内々定を保有している学生に今後の活動状況について聞いたところ、「内々定先に満足したので終了する(している)」が63.7%と前年同月(62.8%)より0.9ポイントの微増となり、ほぼ横ばいとなった。
■ 就職活動に対する感触は「厳しい(思ったよりも厳しい+思ったとおり厳しい)」が77.4%
就職活動に対する感触を、就職活動を始めた当初と現在とで比較しどのように感じているかを聞いたところ、「厳しい(思ったよりも厳しい+思ったとおり厳しい)」と回答した割合が77.4%となった。厳しいと思う理由を聞いたところ【複数回答】、「不景気による採用減」との回答が最も多く(73.7%)、次いで「交通費など経済的な負担」(50.7%)、「採用基準の高さ」(48.8%)と続いた。志望企業の選考結果が出始めたこともあり、学生は現実的な厳しさを実感しているようだ。
■ 選考の山場を迎えながらも、引き続き企業へのエントリーは継続
4月の学生一人当たりの平均エントリー社数は4.14社となり(回答数全体を母数とした平均)、ここ4年間で一番多くなった(09卒:2.59社 08卒:3.35社 07卒:3.37社)。学生は、「最終面接」や「内々定」など選考の山場を迎えつつも、継続して他の企業を探している様子がうかがえる。
■ 就職活動のスケジュールに「余裕がない」と感じる学生が増加
就職活動のスケジュールについて時間的な余裕があるかを聞いたところ、今年は「余裕がある(余裕がある+やや余裕がある)」との回答が前年より22.3ポイント減少し55.1%となった。一方、「余裕がない(余裕がない+やや余裕がない)」とする回答は前年の2倍近く増加し44.9%となった。また、これからの活動スケジュールについては、活動を「増やしていく(増やしていく+やや増やしていく)」、「現状のままで進める」と回答する学生が前年より増えた一方、「減らしていく(減らしていく+やや減らしていく)」、「既に活動終了している」との回答が減少した。今年の学生は、内々定保有状況や現在の就職活動状況を見る限り、前年に比べ就職活動に苦戦していることがうかがえ、5月以降も活動を継続していくことが予測される。
※ 調査結果の詳細は採用サポネットで公開しています
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毎日コミュニケーションズ http://www.mycom.co.jp /同社プレスリリースより抜粋・5月13日