リス、転職サイト「しごとナビ」を無料開放し、雇用対策へ
総合人材サービスのリス(東京都新宿区、木村亮郎・代表取締役)は、4月1日、自社開発運営の求人求職サイト「しごとナビ※1」(求職者数41万人、業界第10位)を、未曾有の不況下における雇用対策として、従来有料であった求人票掲載を無料で開放いたします。第一次産業や同業人材企業の情報も掲載し、「雇用情報のインフラ」として広く求人情報の掲載に踏み切る考えです。
■ 求職者に新しい職業提案をスタート
今回、求職者に今まで転職サイトでは見られない職業を提案するのは、リストラが相次ぎ求職者が溢れる現環境下においても、依然として人材不足業界に人材がスムーズに移動しておらず、「雇用のミスマッチ」が残っているためです。人材不足(雇用のミスマッチ)は、第一次産業(農林水産業)、介護・看護業界、零細町工場、商店や職人、過疎地域で発生しておりますが、これらは雇用の受け皿としての機能を持っています。
しごとナビでは、費用面と積極的な情報開示の支援によって、求人票と応募が増え、雇用のバランスを取ることができると考えます。今まで求人広告と無縁だった業界も含めてしごとナビの有料求人掲載サービスを「無料」で開放し、費用の障壁を無くすことで、求人票をより多く掲載してもらえる仕組みづくりをいたします。
■ 生活不安のない情報提供もスタート
上述の業界は、業界ならでは特徴(例:住まい付き、食事付き、開業支援等)がある場合もあります。しごとナビではこういった特徴を表示・検索できるように機能アップいたします。昨今、日々の食・住不足などの機能不全から、最悪の場合、犯罪や自殺などに結びつく報道も散見されますが、今まで情報の少なかった生活安定情報の提供により、生活だけは保証される仕事を求職者に紹介し、安心して働く環境を提案いたします。
■ 求職者が企業から必要とされる機能充実
積極的に人材を求める企業には、人材を検索し、いつでも好きな時に直接アプローチできる「スカウトメール※2」機能を提供いたします。これを1通1,000円で利用できる形をとります。求人側からメールのみの課金で、求職者は完全無料にて利用することができます。
■ 地方で働きたい人が輝けるコンテンツ提供
しごとナビでは、「地方自治体ニュース」ページを設けます。自治体の職員募集の他、IUターン等の情報も掲載できる場を設け、地域振興を目指す自治体の情報を網羅し、いわゆる「田舎暮らし」を目指す方々など地域活性化にもつながる情報提供を行ないます。その他、業界研究ができるコンテンツなども充実させ、さまざまな仕事に対する興味喚起に結び付けていきます。
■ 目指すもの
4月1日スタートのこれらの取組みにより、各業界の求人が横断的に増えることで、求職者は今まで見る機会の少なかった求人票やコンテンツに触れ、あまり活性化していない新分野の雇用が促進されます。これらの大きなネットワークが機能し始めれば、非常に有効な雇用対策として、目覚ましい成果に繋がるものと確信しております。
<用語などの説明>
※1 転職サイト「しごとナビ」:
2000年11月開設。登録求職者は41万名、求人企業数は550社。ゴメスコンサルティング株式会社が2009年1月に行なった『転職情報サイトランキング』において総合第10位の評価を受けている。3月現在の料金体系は、しごとナビ掲載は、10万〜50万円/月。履歴書や職務経歴書のほか、志望動機作成や自己PR作成支援などの書類作成支援で独自性があり、月間ページビューは約100万PV。PC版の他、携帯公式コンテンツでもある「しごとナビモバイル」もある。
※2 スカウトメール:
求人企業が求職者を指名するメールのこと。転職サイトでは比較的多く見られるが、ハローワーク等公共機関ではないツール。
【料金体系】
初期費用・月額基本料金ともに無料。企業側からの送信メールについては1通1,000円。
※ 本リリースの詳細はこちらをご覧ください。
リス http://www.lis21.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・3月18日