ソフトバンク・ヒューマンキャピタル
「転職希望者と転職非希望者の意識調査」を実施
ソフトバンク・ヒューマンキャピタル(東京都中央区、木崎秀夫・代表取締役社長兼CEO)が運営する、「インターネット」に強い転職サイト『 イーキャリアプラス 』は2009年2月9日〜2月16日の8日間、25歳〜35歳の現在転職を希望しているビジネスパーソンと、現在転職を希望していないビジネスパーソンにアンケートを実施、計400名(転職希望者200名、転職非希望者200名)の有効回答を得ました。
【 アンケート総括 】
■ 転職希望者は異業界での年収アップに期待
25歳〜35歳の現在転職を希望しているビジネスパーソンと、現在転職を希望していないビジネスパーソン各200名(計400名)に対し、現在の会社の業績を半年前と比較してどのように感じているのかを単一回答形式で聞いたところ、約7割のビジネスパーソンが『不調である』(「やや不調である」27.5%、「不調である」39.5%の計)と回答し、多くのビジネスパーソンが不況を実感していることがわかりました。
次に、現在転職希望者200名に対し転職したい理由を聞いたところ(複数回答形式)、最も回答が多かったのは「年収をアップさせたいから」で49.0%となり、不況の影響で現在の会社での給与アップに対する不安がうかがえる結果となりました。2位は「やりがいのある仕事をしたいから」48.5%、3位「スキルアップしたいから」36.0%、4位「人間関係の良い職場で働きたいから」31.5%、5位「年齢を考えると最後のチャンスだから」28.0%となっています。
さらに同回答者に対し、転職する場合どのような業界・職種に就きたいかを単一回答形式で聞いたところ、1位「異業界の同職種」31.0%、「異業界の異職種」30.0%となり、約6割の人が異業界への転職を希望していることが明らかとなりました。この結果から、現在の転職希望者は現在所属している業界の状況に危機感を感じており、他業界へ移ろうとしているのではないかということが推察できます。
■ 転職したくない理由は「次の転職先が見つかる保証がないから」
現在転職を希望していない25歳〜35歳のビジネスパーソン(正社員)200名に対し、「経験やスキルに自信があるかどうか」を聞いたところ、65.5%(131名)の回答者が「経験やスキルに自信がある」と回答し、「経験やスキルに自信がない」と回答したのは、全体の34.5%(69名)となりました。
次に、それぞれの回答者に「転職したくない理由」を聞いたところ、「経験やスキルに自信がある人」の理由でトップになったのは「不況なので、次の転職先が見つかる保証がないから」42.7%、2位「現状に不満がないから」34.4%、3位「今の会社でもっと経験を積みたいから」19.1%となりました。一方、「経験やスキルに自信がない」と回答した人の場合、「不況なので、次の転職先が見つかる保証がないから」49.3%が同じくトップとなったものの、2位「自分の経験やスキルに自信がないから」が34.8%となり、3位「現状に不満がないから」29.0%という結果となりました。このように、「経験やスキルの自信の差」が転職を希望しない理由に大きく影響しているようです。
■ 6割の人が現在の会社で定年まで働くことを希望
現在転職を希望していない25歳〜35歳のビジネスパーソン(正社員)200名に対し、現在の会社で定年まで働きたいかどうかを聞いたところ、全体の約6割が「現在の会社で定年まで働きたい」(「現在の会社で定年まで働きたいと思う」24.0%、「どちらかというと現在の会社で定年まで働きたいと思う」36.5%の計)と回答しました。
次に、経験やスキルの自信別で見ると、「経験やスキルに自信がある」と回答した131名の場合、「定年まで働きたいと思う」(「定年まで働きたいと思う」26.0%、「定年まで働きたいと思う」36.6%の計)と回答したのは62.6%となりました。一方、「経験やスキルに自信がない」と回答した69名の場合、「定年まで働きたい」(「定年まで働きたいと思う」20.3%、「定年まで働きたいと思う」36.2%の計)と回答したのは56.5%となり、「経験やスキルに自信がある」と回答した人の方が6.1ポイント上回りました。
この結果から、「経験やスキルに自信がある人」の場合、現在の会社内で評価されることで会社に対する不満も少なく、「定年まで働いても良い」と考えている人が多くなっているのではないかと推察できます。
■ 希望退職制度の利用意向62%
現在転職を希望していない25歳〜35歳のビジネスパーソン(正社員)200名に対し、「希望退職制度の利用意向」を聞いたところ、全体の約6割が「希望退職制度を利用したい」(「希望退職制度を利用したいと思う」8.5%、「条件によっては希望退職制度を利用したいと思う」53.5%の計)と回答しました。
次に、経験やスキルの自信別で見ると、「経験やスキルに自信がある」と回答した方の場合、64.1%の人が『利用したいと思う』(「利用したいと思う」7.6%、「条件によっては利用したいと思う」56.5%の計)と回答しました。一方「経験やスキルに自信がない」と回答した人では、『利用したいと思う』(「利用したいと思う」10.1%、「条件によっては利用したいと思う」47.8%の計)と回答したのは57.9%となり、「経験やスキルに自信がある」と回答した人の方が6.2ポイント上回りました。
希望退職制度の利用ついては、自分の経験やスキルに自信があることで、今の会社に残ることに固執せず、良い条件であれば、「希望退職制度を利用してもよい」と考える人が多くなっていると推察できます。
【 転職希望者と転職非希望者の意識調査 調査概要 】
調査方法: インターネットアンケート
実施期間: 2009年2月9日(月)〜2月16日(月)
対象地域: 全国
対象者: 男女各200名
回答者属性:
現在転職を希望している25〜35歳ビジネスパーソン200名、現在転職を希望していない25〜35歳ビジネスパーソン200名
(「イーキャリアプラス」調べ)
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ソフトバンク・ヒューマンキャピタル http://www.softbankhc.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・2月19日