マイコミ、第4回 2010年卒学生対象アンケート
「就職活動アンケート 1月の動き」 調査結果を発表
就職情報サイト「マイナビ2010」を運営する 毎日コミュニケーションズ<以下、マイコミ>(東京都千代田区、中川信行・社長)は、2010年卒業予定の学生を対象とした4回目のアンケート「就職活動アンケート1月の動き」の調査結果を発表しました。概要は以下の通りです。
【 調査結果の概要 】
■ 1月の前半は主に研究にあて、後半は企業との接触へ
1月の就職活動状況をみると、前後半とも「企業からエントリーシートを取り寄せた」、「個別の企業セミナーに予約した」、「個別の企業セミナーに参加した」などと回答する割合が、対前年で増加している。さらに、昨年より回答割合が増えている項目を月の前半と後半でみると、「業界研究をした」、「企業研究をした」、「仕事研究をした」、「自己分析をした」、「個別の企業セミナーに予約した」などの回答は特に前半の伸びが大きい一方、「企業からエントリーシートを取り寄せた」、「企業にエントリーシートを提出した」などは、後半の方が伸びが大きい。学生は、年末年始の休暇期間を利用して各種研究や予約行動などを行い、企業が活動を再開する後半にかけ接触行動へ移ったようだ。
■ 1月の一人当たりのエントリー件数は、7.60社。対前年で微増
1月の一人当たりのエントリー件数は、昨年の7.10社から7.60社へと微増した(回答数全体を母数とした集計)。若干ではあるが、エントリーの平均件数が昨年より増加したことは、2月以降にピークを迎える個別企業セミナーに向けて、今のうちに選択肢を広げておきたいという学生の心境が働いているとも考えられる。
■ 志望業界、志望職種、志望企業「決まっている」が前年比増
一人当たりのエントリーシートの取り寄せ社数・提出社数、個別企業セミナーの予約社数・参加社数の平均もそれぞれ前年より増加している。また、絞込みも加速しているようで、志望業界・志望職種・志望企業の絞込み状況を見ると、「(はっきり+漠然と)決まっている」とする回答割合が、それぞれ前年よりも増加していることから、企業選択の幅を広げつつも、核となる部分を決めつつあるようだ。(志望業界:09卒86.1%⇒10卒90.3%、志望職種:09卒86.2%⇒10卒90.8%、志望企業:09卒79.7%⇒10卒83.2%)
■ 企業に公開して欲しい情報は、「面接・選考のポイント」。安定を感じるのは「会社の財務状況」
企業に公開して欲しい情報は、「面接・選考のポイント」(54.4%)、「社内の雰囲気(上司との関係など)」(53.2%)、「離職率」(51.3%)が上位項目となった。これまでの調査でも、今年の学生の就職活動は『安定志向』の高まりが読み取れるが、企業のどのような情報を見て「安定している」と感じるのかについては、「会社の財務状況」(62.7%)、「社員の定着率」(51.4%)という回答が上位項目にあがり、会社の基盤や、働き続けることができるかどうかがポイントのようだ。
【 「学生の就職活動アンケート 1月の動き」調査概要 】 ※1989年からモニターアンケートを実施
■ 調査内容/就職活動状況の定点調査
■ 調査方法/Web上のアンケートフォームより入力
■ 調査期間/2009年1月28月〜2009年2月1日
■ 調査対象/2010年卒業予定の全国大学3年生及び院1年生
モニター4,000名 有効回答率30.3%
回答数1,211名(文系男子303名、理系男子323名/文系女子308名、理系女子277名)
※ 調査結果の詳細は、採用サポネットで公開しています。
毎日コミュニケーションズ http://www.mycom.co.jp/同社プレスリリースより抜粋・2月10日