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ニュース
人事サービス その他人事サービス
掲載日:2026/01/26

ビジネスケアラーの遠距離介護に関する実態調査を実施

―4人中3人以上が「遠距離介護に不安・悩みがある」と回答

昨年末から本年年初の帰省などの際に親御さまとお会いになり、その生活の様子から健康状態に不安を持たれたり、介護や見守りの必要性を感じたりした方もいらっしゃるのではないでしょうか。

2025年、ついに全ての団塊世代が75歳以上の後期高齢者に到達しました。後期高齢者が人口を占める割合が年々増加していく中、働く世代の都市部への集中や介護施設の不足などにより単身で生活する高齢者も増え、遠距離介護を余儀なくされるケースが増えています。
また、働きながら親御さまの介護をされる「ビジネスケアラー」の人数や介護離職者が増加の一途を辿っていることは、キャリアの喪失・中断という面でも経済損失という面でも、大きな社会問題です。
高齢者の見守りができるスマートホームサービス「MANOMA」を提供するライフエレメンツ株式会社は、このように働きながら遠距離介護をされている方の実情を伺うために、別居での遠距離介護のご経験がある370人の方に「ビジネスケアラーの遠距離介護に関する実態調査」を実施いたしました。

ビジネスケアラーの遠距離介護に関する実態調査 調査結果サマリ

  • 別居介護経験者のうち、約40%が片道1時間以上
  • 遠距離介護経験者のうち、介護先まで1往復あたり1万円以上かかる方が30%以上
  • 1往復あたりの交通費が高いほど、介護先への訪問頻度が少ない傾向に
  • 介護に「不安がある」「やや不安がある」方が77%を超えた。内訳は、「お金・発生する費用」がトップに
  • 67%の方が、介護による仕事や家族への影響が「あった」「ややあった」と回答。退職や収入減に繋がった方も
  • 介護の相談先・情報収集先は「ケアマネジャー」と答えた方が過半数だが、約10人に1人は「相談先がない」
  • 見守りサービスを「利用したい」「どちらかといえば利用したい」と答えた方が、68%を超える結果に
  • 利用意向は人による見守りサービスが最多だが、カメラやセンサーなどIoT機器を活用した見守りサービスも上位

<約4割の方が、介護対象者のところまで片道1時間以上かかる>

まず、別居での介護経験を持つ方に、介護対象者のご自宅または介護施設への所要時間を伺いました。結果、「片道1時間未満」と回答した方が61.9%となったものの、片道1時間以上かかる方が全体の38.1%に上りました。
今回の本調査は、こちらの質問に「1時間以上かかる」と回答した、遠距離介護者の方を対象としています。

<約3割の方が、介護対象者のところまで往復1万円以上かかる>

全体の43%の方が往復5,000円以上、うち30.3%の方が1万円以上の交通費がかかると回答しています。介護先への訪問に高速バスや特急・新幹線・飛行機などに乗る必要のある方が4割程度いると推察でき、時間だけでなく金銭面でも大きな負担がかかっていることがわかります。

<6割以上の方が、介護先へは「月に1回以上」訪問>

全体的に回答がばらける結果となりましたが、合計すると6割以上の方が、月に1回以上の頻度で介護対象先に訪問していることが分かりました。また、所要交通費が高い方ほど訪問頻度が少なくなる傾向が見て取れます。
遠距離介護の場合、帰省や介護先への訪問が時間的にも金銭的にも大きな負担となる場合が多く、なかなか頻繁には介護先に訪問できない実情が推察できます。

<介護について不安や悩みを抱える方が、約8割にのぼる>

介護について、「不安がある」「やや不安がある」と回答した方が、77%を超える結果となりました。
その内訳を伺うと、「お金・発生する費用」と回答した方が66.7%、3人中2人以上が経済面での不安を感じていることがわかりました。次点で、「介護者の状況が分からない・緊急時にすぐに対応できないこと」「病院付き添いなどの定期的な訪問」など、遠距離介護ならではのご不安やご負担を抱えている方が続きます。

回答いただいた内容を、一部ご紹介いたします。

  • 金銭的負担
    「介護当時、小学生の子供2人がおり、介護される家族は飛行機の距離に住んでいたので、小学校の長期休みにしか手伝いにいけなかった。また、1週間ほどの滞在に子供も連れて行かないといけないので往復の飛行機代など交通費だけでも出費が大きかった。」
     
  • 介護者の状況が分からない・緊急時にすぐに対応できない
    「遠距離であることから、何か問題があったときに急に駆けつけることができない。」
    「毎日朝に電話して安否確認は出来るが同居していない為、1日をどのように過ごしているか分からない。 最近も風邪気味だったが、私が購入して持参した薬を決まった時間に飲んでいるのかどうか、きちんと3食食べているのか等、本人の話す事も間違い無い事実なのか?心配事は尽きない。」
     
  • 時間的・物理的負担
    「日帰りでは行けるが、行って用事を済ませて帰ると1日かかるので疲れがひどい。」
     
  • 介護と、育児・仕事の両立
    「介護者の健康状態と利用できる介護サービスが比例していないと思います。なので、離職を余儀なくされました。」

<7割近くの方が、仕事や家族に介護の影響>

介護を始めたことによる仕事や家族への影響は、「あった」「ややあった」と回答した方が67%、3人中2人は介護負担が仕事や家族に影響しています。影響の内訳として最多となったのが、「心身の疲労感・ストレスの蓄積」でした。次点は、「働き方が変わった・変えることを真剣に検討した」「収入が減った」「仕事のパフォーマンスが下がった」など、仕事に対する影響です。

IoTの力で、遠距離介護の負担を減らす

遠距離介護の場合、カメラやセンサーなどIoTを活用した見守りが従来の人的サービスと大きく異なるのは、事業者ではなくご自身やご家族が親御さまの様子を直接確認できることです。離れていてもいつでもご自分で親御さまを見守れるIoTサービスは、今後ますます活用されていくでしょう。

【調査概要】
・ 実施時期: 2025年12月11日(木)~12月17日(水)
・ 調査手法: インターネット調査
・ 調査対象: 遠距離介護経験(片道1時間以上)のある、ビジネスケアラーの40歳以上64歳未満の男女370人
・ 調査機関: ライフエレメンツ株式会社調べ 【実務委託先:Freeasy (2025年12月)】
※ 構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります

◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(ライフエレメンツ株式会社 /1月15日発表・同社プレスリリースより転載)

 

この記事ジャンル 育児・介護

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