「社員研修に関するアンケート」の結果を発表
研修担当者に聞いた「社員研修に関するアンケート」調査結果を発表半数が指摘した最大の課題は「管理職・ミドル層の育成不足」~変化の時代に”企業を守り、強くする”社員研修が求められています ~
法人会員向けに与信管理クラウドサービスおよび社員研修サービス「サイバックスUniv.」を提供するリスクモンスター株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:藤本太一)は、サービス利用会員企業およびメールマガジン登録企業を対象に実施した「社員研修に関するアンケート」の結果を発表いたしました。
調査の背景
コロナ禍の収束により、オンラインとオフラインを組み合わせた社員研修が定着しています。また、DX推進やAIの普及を背景に、非IT人材のリスキリングへの関心も高まっています。 こうした背景を踏まえ、2025年現在の企業研修ニーズを捉えるため、社員教育・研修を実施中の企業274社の担当者に対し、eラーニングや集合研修での実施状況、人材育成に関する課題を調査しました。
調査結果サマリー
- 研修は「内定者・新入社員」「若手社員」「中堅社員」など、階層別で実施する傾向が強いことがわかりました。
 - 研修方法では「市販eラーニング」の利用が最多。一方で、従業員規模が大きい企業ほど集合研修を多く採用する傾向が見られました。
 - 人材育成の最大の課題は「管理職・ミドル層の育成不足」。全体の約半数が課題と回答し、特に従業員300名以下の企業では約7割が問題意識を持つ結果となりました。
 - 実施が多い研修テーマは「コンプライアンス」「ハラスメント防止」「ビジネスマナー」など”守り”の分野が上位に。
 
また、今後強化したいテーマとして「リーダーシップ・マネジメント」「コミュニケーション・対人スキル」が上位に挙がり、管理職層の育成ニーズの高まりが浮き彫りとなりました。
主な調査結果
(1)階層別研修が主流 中心層は内定者・若手・中堅社員
実施している研修の対象者について聞いたところ、「内定者・新入社員」 (60.2%)が最多。続いて「若手社員」 (52.6%)、「中堅社員」 (47.8%)、 「管理職」 (44.5%)の順で、上位4位までを階層別研修が占めました。「職種別」は全体の1割に留まり、研修は階層別で計画される傾向が明確に見られました。
(2)研修実施テーマはコンプライアンス、ハラスメント防止など「守り」の分野が上位
実施テーマの上位は「コンプライアンス」(62.0%)、「ハラスメント防止」(59.1%)、「ビジネスマナー」(52.9%)、「リーダーシップ・マネジメント」(51.5%)となりました。近年の企業不祥事やコンプライアンス意識の高まりを受け、自社を守る教育への注力がうかがえます。
(3)研修方法の傾向に規模差 外部eラーニングの活用と集合研修の採用状況
研修方法は「市販のeラーニング」(71.2%)の利用が最多で、「自社開発eラーニング」は8.4%と少数でした。 上位4項目を従業員数別で見ると、300名以下の企業では「外部の公開セミナー」、301名以上では、オンラインを含む「外部講師・社内講師による集合研修」が多く採用される傾向が見られました。
(4)管理職・ミドル層の育成不足が半数の企業で課題に
全体の50.0%が「管理職・ミドル層の育成不足」を課題と回答。研修対象者の上位に「管理職」や「新任管理職」が挙げられたものの、さらに育成が必要と考えられています。特に従業員300名以下の企業では、70.1%が課題意識を持っています。 今後強化したい研修テーマとして、「リーダーシップ・マネジメント」(41.6%)、「コミュニケーション・対人スキル」(36.1%)、「コンプライアンス」(33.9%)が上位となり、管理職・ミドル層育成不足の課題との関連が示されています。
 
調査概要
・調査名称                 :「社員研修に関するアンケート」調査
・調査方法/エリア     : インターネット調査/全国
・期間                      : 2025年7月17日(木)~8月8日(金)
・調査対象者            : サイバックスUniv.会費制サービス会員、与信管理サービス会員、非会員企業
・有効回答数            : 274社
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(リスクモンスター /2025年10月21日発表・同社プレスリリースより転載)
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