休職者職場復帰支援プログラム「メンタルarmo[アルモ]」
モニター企業募集をスタート
EAP(従業員支援プログラム)事業を行うピースマインド(東京都中央区、荻原国啓・代表取締役社長)と、eラーニングなどのシステム開発を行うプロシーズ(大阪府吹田市、花田隆典・代表取締役社長)とワーク・ライフバランス コンサルティング事業を営むワーク・ライフバランス(東京都港区、小室淑恵・代表取締役社長)は、プロシーズとワーク・ライフバランスが2006年10月に開発・販売開始した育児休職者職場復帰支援プログラム「armo[アルモ]」の対象者を広げ、メンタル不全により休職した従業員を対象にした職場復帰支援プログラム「メンタルarmo[アルモ]」に関して制作協力することで合意し、2008年5月29日より各企業の人事部・ダイバーシティ推進担当部・労務部などを対象にトライアルサービスを開始いたしました。 「メンタルarmo[アルモ]」は、深刻な社会的問題であり年々増加傾向にある、メンタルに関する問題でお悩みの企業の皆様をサポートいたします。 このプログラムは、導入企業の社員に向けたセルフチェックを通じメンタル不全を未然に防止するほか、メンタル不全による休職者が復職するまでに必要な情報を提供するなど、職場復帰や再発防止を支援します。また、休職者だけでなく、休職者をサポートする上司・同僚・会社(人事部)・家族にもメンタルヘルスに関する正しい知識を提供し、休職者への適切な対応を支援します。 具体的には、インターネットを通じて専用サイト内で、メンタルヘルスに関する正しい知識をeラーニングで身につけられるほか、セルフチェックツールで休職者自身が体調を管理したり、電話によるカウンセリングなどを利用することができます。 休職者職場復帰支援プログラム「armo[アルモ]」は、近年「ワーク・ライフバランス」という考え方に脚光が集まる中で、すべての従業員の方々が自分らしく個性を生かして働き、高い成果を上げるため、プロシーズとワーク・ライフバランスが2006年10月より育児休職者の職場復帰支援プログラムとしてスタートさせました。ダイバーシティの推進や、休職者の職場復帰を支援することが必要ではないかという議論がなされる中、これまでは女性のキャリアを中断させるものとしてとらえられてきた「育児休職」を、それまでのキャリアをより発展させ復帰後の飛躍の準備をするための期間として活かすことのできるツールとして、育児休職者がいる企業と休職者本人の休職・復職を支援しています。 「育児版armo[アルモ]」のご導入企業数は2008年3月までに150社以上にものぼります。その一方で、企業のIT化・知的労働の増加に伴い、働く人のストレス負荷が年々増大するなか、メンタルヘルスに関する問題を抱える人は社会的に増加傾向にあります。企業を対象としたある調査結果によると、「メンタル不全で1ヵ月以上休職している社員がいる」と答えた企業は調査対象全体の約63%にものぼるということが分かりました。企業における、ストレスに起因する心身の疾患を未然に予防する重要性がますます高まっています。労働災害と認定された判例においても、企業や管理監督者の「安全配慮義務」が問われています。 しかし、カウンセラー・産業医から休職の取得を勧めることができても、復職へ向けた具体的な施策を持たない企業が多いのが現状です。そこで、育児休職者だけでなくメンタルヘルス不全による休職者向けの職場復帰に対するケアへのニーズに対応するため、メンタルヘルスケアのパイオニアであるピースマインドと協力、「育児版armo[アルモ]」で培った休職者と企業を結ぶノウハウを生かし、「メンタルarmo[アルモ]」開発に至りました。 「メンタルarmo[アルモ]」は、2008年5月からトライアル導入を開始いたしました。今後、2008年9月に本格的にサービスを開始した後は、更なる利便性向上と利用者の拡大のため努力してまいり、来年度中には、導入社数100社を見込んでおります。 ※ armo[アルモ]はフランス語で「調和」を意味する「harmonie(アルモニー)」から生まれた造語で、仕事と家庭、企業と個人の調和から相乗効果を生み出すワーク・ライフバランスを実現いたします。 (ワーク・ライフバランス http://www.work-life-b.com/ /同社プレスリリースより抜粋・6月4日) |