若手社会人の約 7 割が「学ぶ必要がある」と回答、一方その多くが「学びの迷子」に
株式会社グロービス(東京都千代田区、代表取締役:堀義人)が提供する、ビジネスナレッジの定額制動画学習サービス「GLOBIS 学び放題」は、20‐34歳の若手社会人の学びに関する実態調査を実施しました。
変化が激しく、未来が予測しづらい時代。だからこそ「自分らしいキャリアを描きたい」と感じている若手社会人も多いのではないでしょうか。もっと自分らしくあるため、そして将来のために、いま何をしていくべきなのか――GLOBIS 学び放題では、こうした悩みを抱える若手ビジネスパーソンへヒントを提供するよう、若手の学び応援企画「#これからの履歴書」を始めます。第1弾として、若手社会人を対象とした「社会人と学び」に関する調査を実施、特設サイトを開設しました。本調査では、多くの若手社会人が「学ぶ必要性を感じているけれど、できていない」という実態が明らかになりました。
■調査実施の背景
2022年は「学び直し」「リカレント教育」など学びに関する多くの注目が集まりました。リモートワークも定着が進み、時間と場所に捉われない働き方の中で、自分の未来を見つめ直す機会も増えました。今まで以上に多種多様な働き方が選択できる環境下で若手社会人は「学び」をどう考えているのかを実態調査しました。
見えてきたものは、若手社会人の「学ぶ必要がある」けれど、「どこから手をつけていくべきなのか」を悩む姿でした。
<調査結果トピック>
①若手社会人の約7割が学びの必要性を感じる一方で、そのうち約6割は実践できていない
②学びを実践できていないのは「自分にとって必要な学びがわからないから」が多く、焦りや不安を感じている
③気になった学びの話題は「学び直し」が1位
④学びを「権利」と捉えている若手社会人が約6割
【主要トピック 】
①若手社会人の約 7 割が学びの必要性を感じる一方で、そのうち約 6 割は実践できていない
「社会人も学びの必要性を感じたことがありますか」という問いに対し、全体の69.1%が「学ぶ必要がある」という回答結果となりました。一方、そのうち「必要な学びを実践できていない」は58.3%となりました。
多くの若手社会人が学びの必要性を感じつつも、実際には取り組めていないという事実が見えてきました。
②学びを実践できていないのは「自分にとって必要な学びがわからないから」が多く、焦りや不安を感じている
「学びを実践できていないと感じる理由」についての問いに対し、「時間がないから」「お金がないから」を除くと、「自分にとって必要な学びがわからない」が34.8%で最も多い結果となりました。
また、その中で「現在の状態に、不安や焦りを感じるますか」という問いに対しては69.1%の方が焦りや不安を感じる結果になりました。
多くの若者が何を学んだらよいかわからない「学びの迷子」状態であること、その状況に不安や焦りを感じていることが明らかになりました。
③気になった学びの話題は「学び直し」が1位
「学びに関して気になった言葉」については、「学び直し」が28.3%で1位。次いで「リカレント教育」が18.4%で2位となりました。
また、「学びに関する情報が多いことをどう思うか」という問いに対しては、「何を優先していいかがわかりづらい」が35.3%、「情報が多すぎて理解が追いつかない」が31.3%で、焦りが感じられる結果となりました。
④学びを「権利」と捉えている若手社会人が約6割
「学びを義務だと思うか、権利だと感じるか」という問いに対し、「権利」と回答した人が61.6%となりました。学ぶ理由として目立った特徴は、「義務」と回答した方は、「権利」と回答した方と比較して、「自身の所属するチームや組織に貢献するため」が16.6ポイント、「世の中の役に立つため」が8.9ポイント上回るなど「世の中のため・周囲のため」に学ぶ傾向が見られました。「権利」と回答した方は「仕事でできることを増やすため」「教養を深めるため」という回答が多くなりました。世の中や周囲のために学ぶべきと考えている社会人は学びを「義務」と捉え、自分自身のために学びたいと考えている社会人は「権利」と捉える傾向が見られました。
※「学び」とは広い意味で現在および将来の仕事・業務に関連するもの、ビジネスのスキルアップに関係するものなどを指す。
■調査概要
調査期間:2022年9月15日~2022年9月21日
調査対象:20歳~34歳の有職者(会社員・団体職員など) ※パート・アルバイトは除く
回答人数:750名
調査エリア:宮城・東京・愛知・大阪・福岡
調査方法:インターネットによるアンケート
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社グロービス / 10月11日発表・同社プレスリリースより転載)