8 月度派遣求人 全国の平均時給は1,616円【三大都市圏 】
前年同月比マイナスを記録。
全職種で時給は上昇するも、全体平均より時給の低いオフィスワーク系・
介護系・軽作業系の求人比率が増加し、時給下落をけん引。
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する日本最大級の派遣のお仕事探しサイト『エン派遣』では、サイトに掲載されたすべての職種(※)の求人情報をエリア別(※)に集計し、募集時の平均時給分析を行なっています。2022年8月度の集計結果がまとまりましたので、お知らせします。
※『エン派遣』上で分類されている職種、エリア
概況
8月度の三大都市圏平均時給は、1,616円。前年同月比マイナスを記録。
2022年8月度の三大都市圏平均時給は1,616円、前月比-12円・0.7%減、前年同月比-5円・0.3%減と前年同月比マイナスを記録しました。職種別で見ると全職種で前年同月比プラスを記録しましたが、全体平均より時給の低いオフィスワーク系・介護系・軽作業系の求人比率が増加したことで、平均時給は下落する結果になりました。
オフィスワーク系では、10月就業開始に向けた既存スタッフの後任募集求人が増加。今年は緊急事態宣言の発令がなく、昨年より早期に後任募集に踏み切る傾向となり、8月の時点で求人数が大きく増加しました。またコロナ禍で対面の購買機会が減少し、SNSなどWEBを活用した販促活動も拡大。伴って、SNS運用やプロモーションに関する事務求人も数を伸ばしています。介護系では、施設スタッフの求人が増加しました。施設入居のニーズが高まり、新規施設のオープンも再開傾向に。背景には、新型コロナウイルスの重症化率が昨年より低いことが挙げられます。面会制限が緩和され、「入居者に会いやすくなった」という背景から、施設入居ニーズが高まりました。既存施設の人員補充に加え、新施設のオープニングスタッフの需要増が求人の増加をけん引しています。軽作業系では、ECサイトのセール関連の倉庫スタッフに加え、製造スタッフの求人も増加。昨年は部品不足で減産になっていたメーカーも、今年は増産に転じていることが求人数の増加に影響を与えました。
8月度の三大都市圏職種別平均時給は、全職種で前年同月比プラス。
職種別平均時給は、全職種で前年同月比プラスでした。具体的な時給額は「オフィスワーク系」職種が1,596円(前月比-3円・0.2%減、前年同月比+26円・1.7%増)、「営業・販売・サービス系」職種が1,557円(同+7円・0.5%増、同+42円・2.8%増)、「クリエイティブ系」職種が1,990円(同+4円・0.2%増、同+77円・4.0%増)、「IT系」職種が2,399円(同-21円・0.9%減、同+48円・2.1%増)、「技術系」職種が1,959円(同+5円・0.3%増、同+32円・1.7%増)、「医療・介護系」職種が1,386円(同+9円・0.7%増、同+30円・2.2%増)、 「その他」職種が1,275円(同-14円・1.1%減、同+40円・3.2%増)でした。
8月度のエリア別平均時給は、東海エリアと関西エリアで前年同月比プラスを記録。
エリア別平均時給は、東海エリアと関西エリアで前年同月比プラスを記録。具体的な時給額は、関東エリアは1,692円(前月比-16円・0.9%減、前年同月比-15円・0.9%減)、東海エリアは1,410円(同-5円・0.4%減、同+2円・0.1%増)、関西エリアは1,451円(同横ばい、同+13円・0.9%増)でした。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(エン・ジャパン株式会社/9月21日発表・同社プレスリリースより転載)