【仕事探しに関するアンケート調査】オンライン面接を希望する人は29.4%、対面の面接を希望する人は70.6%
正社員希望者は「対面の面接を希望する」を選択した人が非正規希望計と比較して4.8pt高い
総合人材情報サービスの株式会社アイデム(本社:新宿区新宿/代表取締役社長:椛山 亮)は、2022年4月に総合求人サイト『イーアイデム』を通じて求人に応募した会員を対象に仕事探しに関する調査を実施しましたので、結果を一部抜粋してお知らせします。
■調査結果
【新型コロナウイルス感染症の影響】
新型コロナウイルス感染症の影響で仕事を探している人は33.7%
【求人に応募した理由(正社員希望の場合)】
「自宅から通いやすいから」が60.2%で最多、性別で見ると「能力や経験を活かした仕事ができそうだから」は男性が9.0pt高く、「交通費が全額支給されるから」は女性が12.6pt高い
【求人に応募した理由(パート・アルバイト希望の場合)】
「自宅から通いやすいから」が56.7%で最多、性別で見ると「転勤がないから」は男性が12.0p高く、「扶養の範囲内で働けるから」は女性が12.1pt高い
【オンライン面接と直接対面面接の希望度合】
オンライン面接を希望する人(どちらかといえば含む)は29.4%、対面の面接を希望する人(どちらかといえば含む)は70.6% 正社員希望者は明確に「対面の面接を希望する」を選択した人が32.5%、非正規希望計と比較して4.8pt高い
■調査結果の詳細
【新型コロナウイルス感染症の影響】
新型コロナウイルス感染症の影響で仕事を探している人は33.7%
求人に応募した人に、今回仕事探しをしている理由に「新型コロナウイルス感染症の影響」は関連しているかをきいた。全体で33.7%が「はい」と回答し、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて仕事探しをしていた割合は3割ほどになった。希望雇用形態別に影響の有無をみると、「はい」は「正社員」の47.0%が最も高かった。「パートまたはアルバイト」と「契約社員または嘱託社員」では、感染症の影響を受けて仕事探しをしている割合は3割を下回っている。
【求人に応募した理由(正社員希望の場合)】
「自宅から通いやすいから」が最多で60.2%、性別で見ると「能力や経験を活かした仕事ができそうだから」は男性が9.0pt高く、「交通費が全額支給されるから」は女性が12.6pt高い
求人に応募した、正社員雇用を希望する人に、自身が応募した求人を選んだ理由をきいた(複数回答)。最も多かったのは「自宅から通いやすいから」の60.2%、次いで「希望する仕事内容だから」が51.8%、「休日・休暇が取得しやすい環境だと思ったから」と「能力や経験を生かした仕事ができそうだから」が26.5%となった。
性別との関係をみると、「男性」のほうが「女性」よりも「能力や経験を活かした仕事ができそうだから」が9.0pt、「企業理念、経営方針に共感したから」が7.1pt、「正当に評価される仕組みがあると感じたから」が7.0pt高くなった。自身が持つスキルが発揮できる場所を探している人が多いようだ。
一方、「女性」のほうが「男性」よりも「交通費が全額支給されるから」が12.6pt、「賃金が高いから」が7.7pt高くなった。女性では正社員という雇用形態を希望する理由に、賃金の高さを挙げる人が多かった。女性の方が、収入額をより注視した仕事選びをしていることが伺える。
【求人に応募した理由(パート・アルバイト希望の場合)】
「自宅から通いやすいから」が56.7%で最多、性別で見ると「転勤がないから」は男性が12.0p高く、「扶養の範囲内で働けるから」は女性が12.1pt高い
求人に応募した、パートまたはアルバイト雇用を希望する人に、自身が応募した求人を選んだ理由をきいた(複数回答)。最も多かったのは「自宅から通いやすいから」で56.7%、次いで「希望の勤務時間帯だから」が45.9% 、「希望の勤務時間数・日数が選べるから」が42.5% となった。
性別との関係をみると、「男性」のほうが「女性」よりも「転勤がないから」が12.0pt、「すぐに働き始められそうだから」が9.7pt、「労働時間・通勤時間を気にせず柔軟な働き方が選べそうだから」が8.4pt高くなった。住む場所を移らず、急ぎ始められる仕事が選ばれているようだ。
一方、「女性」のほうが「男性」よりも「扶養の範囲内で働けるから」が12.1pt、「希望の勤務時間帯だから」が9.5pt高くなった。働く時間の長さや日数よりも、働くその日の時間帯がより重要と考えられている。
【オンライン面接と直接対面面接の希望度合】
オンライン面接を希望する人(どちらかといえば含む)は29.4%、対面の面接を希望する人(どちらかといえば含む)は70.6% 正社員希望者は明確に「対面の面接を希望する」を選択した人が32.5%、非正規希望計と比較して4.8pt高い
求人に応募した人に、採用面接が「オンライン」と「直接対面」で選択できるならどちらを希望するかをきいた。
全体のうち、「オンライン面接を希望する」は11.8%、「どちらかといえばオンライン面接を希望する」は17.6%となり、オンラインを選んだ人は約3割となった。「対面の面接を希望する」は27.9%、「どちらかと言えば対面の面接を希望する」は42.7%で、7割は対面での面接を希望している。
同様の調査を過去2回実施しているが、全体でみるとこの割合はあまり変化がみられない。
希望する雇用形態別にみると、正社員希望者は明確に「対面の面接を希望する」を選択した人が32.5%で非正規希望計と比較して4.8pt高いが、「オンライン面接を希望する」を選択した割合は雇用形態別であまり差が見られなかった。
感染症の影響の有無別にみると「影響あり」と回答した人の方が、オンラインでの面接を希望する人が多いようだ。可能なら感染症罹患のリスクを下げたい意向が伺える。
性別でみると、「男性」の方がオンラインを希望する人が多いが、はっきりと「対面の面接を希望する」を選択した人も多い。
年代別では、オンライン/対面の割合に大きな差は出なかった。年代が上がるほどはっきりと「対面の面接を希望する」率も上がっているが、オンラインを希望する割合に世代は関係なくなっているようだ。
■ 調査・分析担当者のコメント
4月に新型コロナウイルス感染症の影響を受けて仕事探しをしている人は33.7%でした。調査開始以来最も少なくなりました。今回の調査では、オンライン面接と直接対面面接の希望度合をきいています。この内容の調査は過去に2度行っていますが、今回まで一貫してオンライン面接を希望する(「どちらかと言えば」を含む)割合は約3割と変わりません。年代別にみると、どの世代からも3割程度はオンライン面接を希望する人がいることがわかります。オンラインでの対応に世代差が無くなってきていることが伺えます。参考になれば幸いです。
■調査概要
調査対象:総合求人サイト『イーアイデム』の会員で、2022年4月1日~2022年4月30日の期間に『イーアイデム』から求人に応募した人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年4月2日~2022年5月5日
有効回答:398名
※調査結果は四捨五入のために合計が100%にならない場合があります
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社アイデム 広報担当/望月 電話:03-5269-8780
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社アイデム / 5月24日発表・同社プレスリリースより転載)