『2021年 転職意識調査』を実施
キャリアや就職・転職全般に関する研究や各種調査を行う機関『Job総研』を運営する株式会社ライボ(本社:東京都渋谷区 代表取締役:小谷匠 以下「ライボ」)は、230人の社会人男女を対象に「2021年転職意識調査」を実施しました。これまでの転職経験の有無やコロナ禍による働き方の変化に伴った転職意識の変化などを含め、転職とコロナ禍の関連性についても調査しました。
【コロナ禍と転職の関連】
2019年に転職者数が過去最多を更新したことを総務省統計局が公開しましたが、新型コロナウイルス感染拡大を皮切りにその数は減少傾向にあります。コロナ禍に入り採用や転職市場でも大きな変化があり、企業でのテレワーク実施率8割など働き方の変化もニューノーマルとなりつつあります。(Job総研調べ「2021年テレワーク実態調査」)
Job総研ではこの社会情勢に伴い、転職への意識を230人の社会人男女からアンケートを取り、これまでの転職経験の有無や、現状転職に対してどう考えているか、コロナ禍前と比べた転職への意識の変化とその理由を調査するに至りました。
【調査概要】
調査対象者 :全国 / 男女 / 20~69歳
調査条件 :1年以内~10年以上勤務している社会人
20人~1000人以上規模の会社に所属
調査期間 :2021年7月30日~8月9日
サンプル数 :230
調査方法 :インターネット調査
【TOPICS】
・回答者の87.9%がこれまでのキャリアで転職経験ありと回答
・現在転職活動中を含め61.6%が転職を希望している
・40%がコロナ禍前に比べて転職への意識が変わったと回答
・転職への意識変化の理由はコロナ禍による働き方や市場の変化と関連する意見が顕著
【転職経験者は約9割】
回答者の87.9%がこれまでのキャリアにおいて転職を経験していると回答し、現在転職についての考えでは、「今すぐしたい・そのうちしたい・現在転職活動をしている」を合わせた67.7%が転職を検討しているという回答でした。その他の回答では、起業やフリーランスを検討しているという回答が目立ちました。
【コロナ禍前と比べた転職意識の変化】
新型コロナ感染拡大前と比べた、転職への意識変化については、転職を考えるようになった32.3%、転職を考えなくなった4.0%で、36.2%の回答者が意識の変化があると回答しました。また、その理由として、働き方の変化やキャリアの見直しなどの回答が目立ち、コロナ禍により転職希望者の増加傾向がある結果になりました。
【回答者自由記述コメントまとめ】
・リモートワークの増加で自分と向き合う時間が増え、やってみたいことが明確になった
・テレワークの推進や会社の状況を考えて転職意欲が上がった
・家でも十分に働ける世の中となったことからキャリアの見直しをして転職を考えるようになった
・コロナ禍で業務内容が変わり収入も減ったことで転職を検討中
【大転職時代から”超転職時代”へ】
今回実施した「2021年 転職意識調査」では、過去のキャリアにおいて約9割が転職を経験しているという回答結果でもわかるように、大転職時代と言われるコロナ禍は、もはや転職を選択することは当たり前の時代になりつつあります。また、コロナ禍前と比較しても4割が転職に対する意識変化があることから、自身のキャリアビジョンを見つめ直し、より良い転職先の選択や最良のタイミングを図りつつその機会を検討する、転職潜在層が更に増加して、「大転職時代」は加速し「超転職時代」に入るのも遠くないと予測できます。
Job総研では今後更に詳細な転職意識調査の実施を予定しています。また、転職に関連する調査を定期的に実施してまいります。そして今後も就職・転職・働き方などに関連する様々な調査を実施し、リアルで透明度の高い情報を発信することで個が活躍する社会の実現を目指してまいります。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ライボ / 8月23日発表・同社プレスリリースより転載)