リーダーとそのチームの自律的成長を支援する新サービス「NEWORG」を提供開始
Laboratik株式会社(読み:ラボラティック、所在地:東京都品川区、代表取締役社長:三浦 豊史)は、SlackのAI解析によりチーム(組織)内のコミュニケーション状況を可視化し、解析結果に基づいてリーダー(管理職)に気づきと行動変容をもたらす新たなサービス「NEWORG」(ニューオーグ)の提供を7月19日より開始いたします。
新型コロナウイルスの流行後、多くの企業がリモートワークを取り入れるなど、新たな働き方を模索しています。また、働く時間や雇用のあり方の多様化、部署をまたぐプロジェクトベースでの業務進行など、働き方自体が大きな転換期を迎えています。対面のコミュニケーションが減少したことによるチーム運営上の課題も明らかになっており、今後のリーダーには新たな働き方に対応したチームマネジメントが求められています。
当社 がインターネット会議システムを用いて実施した対面による聞き取り調査によると、組織が抱える課題について、次のような結果となりました。なかでも、42.6%の回答が、部署内のコミュニケーションの不足を課題とする状況が明らかになりました。続いて、部署をまたいだコミュニケーションの不足 25.9%、新任の管理職の育成 22.2%、新入社員や中途採用社員などの働き始めの支援 14.8% となっています。このように、対面のコミュニケーションが減少したことにより、チームのメンバー同士はもちろんのこと、組織をまとめるリーダーのマネジメントや育成にも大きな課題が生じていることが明らかになっています。
このような課題の背景には、働く時間や雇用のあり方が多様化していること、プロジェクトによる事業の運営など、働くメンバーが組織や部署をまたぎ、期間を区切って業務をともにするケースが増えていること、さらには新型コロナウイルスの流行により在宅勤務や分散勤務が導入されることにより同じ空間で働く機会が減少していることが影響していると考えられます。このような要因により
・組織状況の把握が困難になった
・マネージャーの負担が増した
・マネージャー育成がしにくくなった
・コミュニケーションや雑談が減った
といった課題を抱えていることが、各種調査で明らかになっています。
また、組織の継続的な変革のための具体策を実行することが課題となっており、組織やチーム全体が課題意識を共有したり、改善のための行動を継続的に実施することが困難になっています。
当社では、早稲田大学商学部 村瀬俊朗准教授とともに、生産性が高いチームのコミュニケーションに関する共同研究を行い、2019年より「NEWORG」の前身である「We.」と「We. For Remote Work」を展開しています。今回、両プロダクトを統合して、組織の状態を可視化する機能を充実させるとともに、「アクショナブル・インサイト」機能を加えることで、日々の業務の中で楽に、自然に組織の状況を改善することができるようになりました。
■NEWORG
提供する新たなサービスは、Slack上のメンバー個人や部署内において交わされている日常のチャットコミュニケーション解析と簡易アンケート調査により、組織の状態やコミュニケーション課題を可視化します。さらに、1週間ごとの解析結果と、組織心理学の知見や当社の過去データをかけあわせ、チームをマネジメントしているリーダーが、チームの抱える課題を解消する気づきを提供する機能、「アクショナブル・インサイト」を提供します。
<NEWORGが提供する機能>
①組織の状況を可視化
チャット解析と簡易アンケートの結果により、チームのメンバーの状況を可視化。
一覧でコミュニケーションの状況を確認できるほか、表示対象グループのコミュニケーションをネットワーク図で表し、組織全体や、部署ごとのコミュニケーション状況の詳細を可視化するソシオグラムで表示することが可能です。
②アクショナブル・インサイトの送信と実行管理
Slackのメッセージとして、組織状態の解析結果をもとにしたアクショナブル・インサイトが配信されます。また、過去に配信されたアクショナブル・インサイトは一覧管理することができ、達成状況も確認することが可能です。
<NEWORG サービス概要>
提供開始日:2021年7月21日
利用対象者:部署単位で導入可能
提供価格:1か月の無料トライアルを経て有償提供
(価格については人数に応じてお見積り)
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(Laboratik株式会社 / 7月19日発表・同社プレスリリースより転載)