学生の約7割が「元従業員の退職後のキャリア」に関心あり!「企業の退職者への関心」を調査
株式会社ハッカズークは、2022年卒の新卒採用コンテンツの可能性を探ることを目的とし、就職を希望している18〜29歳の大学生・大学院生を対象に「企業の退職者への関心」を調査しました。
【調査サマリー】
・約7割の学生が「元従業員の退職後のキャリア」に関心あり
・「元従業員の退職後のキャリアが魅力的だと志望度が上がる」学生は半数以上
・元従業員が登場する採用説明会に参加したい学生は8割弱
・約6割が退職者と交流がある企業を「印象が良い」と回答
●約7割の学生が「元従業員の退職後のキャリア」に関心あり
『入社を希望する、もしくは入社予定の企業の「元従業員の退職後のキャリア」に関心があるか』を聞くと、約7割の学生が「ある」と回答。
「元従業員の退職後のキャリア」に関心がある理由として、最も多かったのは「その会社での経験によって、その後のキャリアがどう広がるのか知りたいから(43.1%)」でした。
●「キャリアが魅力だと志望度が上がる」学生は半数以上
終身雇用が時代に合わなくなり、転職が当たり前になる中、次の会社を見越したファーストキャリアを選ぶ学生も増えています。実際に「元従業員の退職後のキャリアが魅力的だった場合に志望度はどう変わるか」を聞くと、半数以上が「上がる」と回答。
その理由として「キャリアアップしたいから」という声が目立ちました。自社内でのキャリアパスだけでなく、「その先のキャリアの広がり」まで提示することが、結果的に自社への興味喚起につながりそうです。
【学生の声(一部)】
<上がる>
・退職後など先の先まで考えて人生設計を立てたいから
・勤務していたときに有用な能力を身につけられていると分かるから
・退職後に魅力的なキャリア形成をしている先輩がいるなら、安心して入社できるから
・一つの企業に勤め続けることも大切であるが、その先の選択肢としての転職先が魅力的であることも、企業の良さの一つだと思うから
<変わらない>
・退社後はまだ先なので会社に対する評価として実感が湧かないから
・転職を具体的に考えてはいないから
・その会社に勤めるのに退職後のことは関係ないと思うから
<下がる>
・コロナの関係があるから
・退職後のキャリアが良いと、その前の場所が悪かったという意味だと解釈してしまうから
●元従業員が登場する採用説明会に参加したい学生は8割弱
「元従業員が登場する採用説明会や採用イベントがあったら参加したいか」を聞くと、8割弱の学生が「参加したい」と回答。
元従業員に聞きたい内容としては「会社の実態を知りたい」「退職理由やその会社に対する正直な評価」など、現在その企業に所属していない、第三者からのリアルな意見を求める声が多数見られました。
【元従業員に聞きたい内容(一部)】
・その会社に入社する前後でのギャップについて聞きたい
・ライバル会社と比較して、改めてどの点が優れている・劣っているか聞きたい
・その会社で働いてみて思ったことを、素直を話してほしい
・その会社で得たものが退職後どのように生かされているのか
・退職や転職のきっかけや、その会社で掲げていた自身の目標は実現できたのか
●約6割が退職者と交流がある企業を「印象が良い」と回答
企業の採用活動に元従業員が登場するということは、企業と退職者の間に交流があるということ。そこで「元従業員と交流がある企業への印象」を聞いてみました。すると6割弱の学生が「印象が良い」と回答。
「印象が悪い」と回答した人が1割にも満たないことを踏まえると、少なくとも「元社員との交流がマイナスに作用することはほとんどない」と言えそうです。
【学生の声(一部)】
<印象が良い>
・退職後も交流があるほどその会社が好きなんだと思うため
・ブラック企業だったら元社員との関わりがなさそうだから
・隠し事がないようなイメージを持てるから
・その会社で働いている社員に対するサポートもしっかりしていそう
・退職してもその人を応援している感じがするから
・社員のキャリアの選択の自由を認めていると思うから
<特に何も思わない>
・退職者の話よりも今働いている人の話の方が重要だから
・定年まで勤める気だから
・退職は悪いことではないと思うのでなんとも言えない
<印象が悪い>
・定年まで働けないような環境なのではと思ってしまう
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ハッカズーク / 12月9日発表・同社プレスリリースより転載)