LWAC、デンマーク・スヴェンボー市視察報告
地域経営の成功に向けた共生社会への転換と価値創造
持続可能な未来プロジェクト(合同会社フォーティR&C、有限会社キュベル)とNPO法人LWAC(ライフ・ワーク・アンド・コミュニティ)は、2007年9月21日(金)、女性と仕事の未来館(東京・田町)において、「なぜデンマークが世界一幸福な国なのか?」と題したデンマーク・スヴェンボー市視察報告会を行います。
デンマークは英国レスター大学による国民の幸福度ランキング(2006年)で、世界178ヵ国中、第1位にランクされました。スヴェンボー市はそのデンマークで、革新的な自治体経営やクリエイティブ・クラスの流入により新たな地域価値創造を行い、注目を集めています。先進的な福祉政策で、2000年にはベストシティを受賞、道州制や市町村合併におけるバリューベースの自治体経営の手法など、その取り組みは、デンマーク国内でも高く評価されています。
持続可能な未来プロジェクトでは、これらの先進的な取り組みを日本に紹介するため、スヴェンボー市の協力のもと、6月現地にて、自治体関係者や福祉や教育の現場や、市民のワーク&ライフスタイルの視察・取材を行いました。今回の視察報告会では、道州制の導入における新しい地域のあり方、先進的な官民協働(PPP)、福祉、民主的な取り組みなど、今後の地域経営に示唆を与えてくれる点について、映像を含めて広く紹介いたします。
【 概要 】
■ 名称: デンマーク・スヴェンボー市視察報告 『なぜデンマークが世界一幸福な国なのか』〜地域経営の成功に向けた共生社会への転換と価値創造〜
■ 日時: 2007年9月21日(金) 13:00-16:30
■ 場所: 女性と仕事の未来館 第一セミナー室 東京都港区芝5-35-3
(TEL: 03-5444-4151/URL: http://www.miraikan.go.jp)
■ 定員: 50名
■ 参加費: 5000円
■ 共催:
持続可能な未来プロジェクト http://mirai-project.com/、NPO法人LWAC http://lwac.jp/
■ 後援: デンマーク・スヴェンボー市、デンマーク大使館、スカンジナビア政府観光局
■ 協力: 株式会社フィンコーポレーション
■ 詳細・お申込・お問合せ: NPO法人LWAC http://lwac.jp//E-mail: info@lwac.jp
◆ プログラム:
【第一部】 デンマーク・スヴェンボー市視察報告
『道州制に向けた、地域の自立と新たな経営手法〜バリュー・ベースド・リーダーシップ(地域共生型経営)〜』
合同会社フォーティR&C 水津陽子
道州制、市町村合併で評価される、新”地域経営手法”
・ 4つのバリューに基づく地域経営の手法
・ リーダーの360度評価と人材能力発揮の支援
・ 異なる自治体の文化の統合手法
『福祉先進都市スヴェンボーの力の源泉〜人の力を引き出し、磨く、福祉サービスのマネジメント手法〜』
有限会社キュベル 風間英美子
徹底した「人」重視の福祉サービスのマネジメント手法
・ 介護職員のエンパワメント
・ 介護職員の自己開発支援
・ 障害者就労支援プロジェクト例
【第二部】 地域経営の成功に向けた共生社会への転換と価値創造
スヴェンボーのクリエイティブクラスから見る、地域ブランドを高める3つの共生とまちづくり・地域経営について
(1)地域ブランドを高める「3つの共生」
(2)30〜40代クリエイティブクラスをまちに呼込むには
(3)クリエイティブ・クラスをとりこんだ、まちづくり、地域経営
(4)エコツーリズム+ヘルスツーリズム=「共生ツーリズム」
【第三部】 デンマーク・スヴェンボー市の紹介
<国民の幸福度ランキング>
英レスター大学が、2006年、世界178ヵ国の平均寿命や経済状況、教育レベルなどに関する調査をもとに行った国民の幸福度のランキング。医療や教育の制度、一人当たりの国内総生産(GDP)が高い国の住民が「幸せ」を感じる傾向が強いという分析もなされている。ちなみに、2位はスイス、3位はオーストリア、アメリカは23位、日本は90位に位置づけられている。 http://www.le.ac.uk/pc/aw57/world/sample.html
<クリエイティブ・クラス>
「クリエイティブ・クラス」とは、米国ジョージ・メイソン大学教授のリチャード・フロリダが著書『The Rise of The Creative Class』で提唱した概念。創造的な仕事に携わり経済を成長させる機能を担う人々で、これらの人材は都市を移動するとされる。また金銭的な要因よりも内発的な要因が動機付けに欠かせないとも言われている。
(NPO法人 ライフ・ワーク・アンド・コミュニティ http://lwac.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・7月30日)