2022年卒学生の就職意識調査(ジョブ型採用について)
株式会社学情(本社:東京都中央区・大阪市北区/代表取締役社長:中井清和)は、「ジョブ型採用」に関するアンケートを実施しました。「ジョブ型採用」とは、担当領域や権限を明確にした採用手法で、これまで中途採用では多く取り入れられていました。今年に入りテレワークの導入・定着が進んだことにより、新卒採用においても担当業務を明確にしない「メンバーシップ型の総合職採用」を見直し、「ジョブ型採用」の導入を検討する企業が増えています。
アンケートには2022年卒学生679名が回答し、「ジョブ型採用に興味がある」と回答した学生が約8割に上りました。「ジョブ型採用」に興味を持っている理由は「どんな仕事をするか明確だから」が最多で、次いで「配属される部署が決まっているから」となり、入社後の仕事内容が明確な点に魅力を感じている学生が多いことが分かります。また、「ジョブ型採用」のために準備をしていることは、「インターンシップの参加」が最も多い結果になりました。
【TOPICS】
(1)約8割が「ジョブ型採用に興味がある」と回答
「ジョブ型採用に興味はありますか」という質問では、「興味がある」33.4%、「どちらかと言えば興味がある」45.5%となり、約8割(78.9%)が「ジョブ型採用に興味がある」としています。「ジョブ型採用」に興味を持っている学生からは、「学んだことを活かして働きたいから」「専門性の高い仕事をしたいから」「将来やりたいことが決まっているから」などの声が寄せられました。「ジョブ型採用」では、やりたいことが明確な学生や、専門的なスキルを活かして働きたいと考える学生の採用につながる可能性が伺えます。
(2)「ジョブ型」に興味がある理由は「仕事内容が明確だから」、次いで「配属部署が決まっているから」
「ジョブ型」に興味を持っている理由は、「どんな仕事をするかが明確だから」が最多で59.7%、次いで「配属される部署が明確だから」43.1%となりました。入社後の仕事内容や、配属先が明確になっていることに魅力を感じている学生が多いことが分かります。
(3)「ジョブ型採用を実施している企業があればプレエントリーしたい」と回答した学生は半数以上
「『ジョブ型採用』を実施している企業があれば、プレエントリーしたいですか」という質問では、「プレエントリーしたい」27.5%、「どちらかと言えばプレエントリーしたい」25.0%となっており、半数以上は「ジョブ型採用」を実施している企業があればプレエントリーしたいと回答。「ジョブ型」という新しい採用手法への関心の高さが分かります。
一方、最も回答が多かったのは「興味はある」33.6%でした。「興味がある」と回答した学生からは、「これからジョブ型がどのようなものか学んでいきたい」「インターンシップなどに参加し、希望する職種が明確になったら、ジョブ型の募集にもプレエントリーしたい」という声が寄せられました。2022年卒学生はこれからインターンシップ参加などの就職活動の準備をしていく時期のため、今後のインターンシップ参加や仕事研究を通して、検討していきたいと考えていることが分かります。
(4)「ジョブ型」のために準備していることは「インターンシップ参加」が最多
「ジョブ型」のために準備していることは「インターンシップ参加」が最多で39.1%となりました。学生からは、「インターンシップで実際の仕事を体験してみたい」「ジョブ型は、仕事内容が決まっているからこそ、希望している仕事への理解を深めたい」という声が挙がっています。入社後の仕事内容や、配属先が明確になっているからこそ、仕事理解を深めた上でプレエントリーしたいという意向が伺えます。
■調査概要
・調査対象:「あさがくナビ2022(通年採用対応ジョブ型 インターンシップサイト)」へのサイト来訪者
・調査方法:「あさがくナビ2022」にアクセスしたサイト来訪者に、アンケートのポップアップを表示
・調査期間:2020年7月3日~7月8日
・有効回答数:679名
・回答者属性
【文理区分】文系:79.4%/理系:20.8%
【最も希望する職種】営業系:23.7%/事務系:31.4%/販売・サービス系:18.4%/専門系:9.0%/IT系:9.7%/技術系:8.0%
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社学情 / 7月14日発表・同社プレスリリースより転載)