学生の入社意欲を最も高めるのは「面接」。面接担当者に求めているのは「一人ひとりに向き合ったコミュニケーション」~2020年卒「入社意欲の高まり」に関する分析・レポート:リクルートキャリア
株式会社リクルートキャリア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小林 大三)のよりよい就職・採用の在り方を追究するための研究機関・就職みらい研究所(所長:増本 全)は、大学生・大学院生を対象に調査を実施しております。本リリースでは、「就職プロセス調査(2020年卒)2019年7月1日時点 内定状況」にて聴取した「入社意欲の高まり」について分析しレポートいたします。
学生が面接担当者に求めるのは「一人ひとりに向き合ったコミュニケーション」
空前の売り手市場の中、学生の内定辞退の割合は年々上昇しています。企業も内定フォローに時間をかけ工夫していますが、内定辞退に歯止めが効かず、頭を悩ませているという声を多く聞きます。
では、学生の入社意欲を高めるためにはどうしたらよいのでしょうか。就職先を確定した大学生(大学院生を除く)に対し、入社意欲の高まった情報や企業との接触について尋ねたところ「面接など対面での選考」が60.2%と最も高い結果となりました。企業が学生を見極める場として、語られることの多い面接ですが、学生も、企業を見極める場として活用しています。
また学生に聞いた「理想の面接担当者像」からは、学生一人ひとりにしっかり向き合い、話を聞いたうえで、自分の新たな魅力を引き出したり、ときには悪いことも指摘できるといった人物像が浮かび上がりました。このことから、学生一人ひとりに向き合ったコミュニケーションをしていくことで、学生の入社意欲を高めていくことができるといえそうです。
<調査結果(一部抜粋)>
■就職内定辞退の動向
内定辞退の割合は年々上昇、学生の辞退理由は「他社の内定取得」が半数近く
・『就職白書2019』(企業調査)によると企業の「面接人数」を100とした場合、「内定辞退人数」の割合は2017年卒は8.2であったが、2019年卒では11.5に上昇している。
・学生の辞退理由をみると「他に志望する企業の内定を取得した」は45.0%。次いで「年収が低い」が18.7%である。
■就職確定先の入社意欲が高まった要因
「面接など対面での選考」が最も高い
就職先を確定した大学生(大学院生を除く)に対し、入社意欲の高まった情報や企業との接触について尋ねた。
・「面接など対面での選考」(60.2%)が最も高く、次いで「個別企業の説明会・セミナー」(44.3%)「合同説明会・セミナー」(21.3%)の順。
・文理別の違いを見ると、文系は「面接など対面での選考」「確定先企業のリクルーターとの接触」が理系と比べ高く、理系は「インターンシップ」が文系と比べ高い。
■理想の面接担当者像
学生が面接担当者に求めるのは「一人ひとりに向き合ったコミュニケーション」
大学生(および大学院生)に対し、「理想とする面接担当者像」について聴取した。
面接担当者に対し<話を聞いてくれる><掘り下げてくれる><真摯>などを求める内容がみられた。
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(株式会社リクルートキャリア https://www.recruitcareer.co.jp/ /7月30日発表・同社プレスリリースより転載)