「多様性」を大切にする令和の新入社員たち~『2019年度 新入社員意識調査アンケート結果』:三菱UFJリサーチ&コンサルティング
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:村林 聡)は、経済レポート「2019(平成31/令和元)年度 新入社員意識調査アンケート結果」を発表いたします。
■本調査について
当社では、毎年3月下旬~4月上旬にかけて新入社員を対象とするセミナーを開催しております。本調査は、そのセミナー受講生に対して、働き方や職場に対する意識や価値観等をアンケートで尋ねたものです。今年度は、東京、名古屋、大阪の3地区にて、1,200名超が回答しました。
【アンケート調査結果の概要】
○多様な価値観の許容を何より求める新入社員たち
会社から「私生活に干渉」されることを拒み、「会社の人と飲みに行くのは気がすすまない」新入社員が増えてきている。プライベートな時間を確保し、会社以外の居場所を大切にしたいという傾向が近年強まっている。
兼業・副業をしたいと考えている新入社員が4割を超え、そのうち7割以上の人が「趣味を活かした仕事」を希望している。会社という枠にとらわれず、「私」の価値観の下で仕事をしたいと考えている可能性がある。
令和の時代に求めることとしては、「多様な価値観が許容される」が最も多かった。
○転職にも前向きな姿勢、兼業・副業をその足掛かりに
今年の新入社員は、転職にも前向きなようだ。良好な雇用情勢の下、転職先を見つけることが比較的容易であるためか、転職への抵抗感が和らいできた。新卒で入った会社で働き続けることが当たり前ではなく、将来の多様な可能性を求めたいということであろう。
転職に前向きな新入社員ほど、兼業・副業にも前向きで、一部の人は兼業・副業から転職のきっかけを掴もうと考えているようだ。
○理想の上司は「寛容型」
自己認識として、協調性には自信があるが、創造力や積極性に欠けると考える人が多い。また仕事がうまくできるかといった不安を抱えており、たとえミスをしても広い心で受け入れ、温かく成長を見守ってくれる「寛容型」の上司を求めている。
【本件に関するお問い合わせ】
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
調査部|研究員 丸山 健太
〒105-8501東京都港区虎ノ門5-11-2オランダヒルズ森タワー
TEL:03-6733-1070
E-mail:chosa-report@murc.jp
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 http://www.murc.jp/ /5月17発表・同社プレスリリースより転載)