ホワイトカラー契約・派遣社員が会社に求めるモチベーション対策、1位は「インセンティブ報酬」(60%)、2位は「長期契約」(32%)~『ホワイトカラー契約・派遣社員の職務実態調査』:ロバート・ウォルターズ
英語を使う求人を紹介する人材紹介会社のロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社 (本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:ジェレミー・サンプソン)は1月23日、外資系企業と日系グローバル企業の第一線で活躍するホワイトカラー契約・派遣社員に「自身のモチベーションアップのために会社に求めること」などを聞いたアンケート調査の結果を発表しました。
■ボーナス&今より長い契約期間で「やる気」維持
外資系企業・日系グローバル企業で働く341人のアンケート回答者は、自身のエンゲージメントとモチベーションを保つために会社に期待する有効策として、1位「インセンティブ報酬(昇給・ボーナス)」(60%)、2位「長期契約」(32%)、3位「管理職との効率的なコミュニケーション(契約更新・業務指示)」、「正社員の同僚と馴染みやすい環境」(ともに30%)を挙げました。収入面と仕事の安定性が重要なポイントであることがわかります。
■自ら契約解除を申し出た経験:2割以上が「経験あり」と回答
アンケート回答者の24%が契約満了前の途中退職を経験していることがわかりました。契約解除を自ら申し出た理由は1位「業務内容への不満」(38%)、2位「他社からの正社員内定」・「不明瞭な指示・方針」(ともに20%)でした。
ロバート・ウォルターズ・ジャパンの大阪オフィスで契約・派遣事業を統括する早川 輝彦アソシエート・ディレクターは、この結果を受けて次のように述べています。「ここで鍵を握るのがコミュニケーションです。生産性・業務成績に明確な数値目標を与えることから現場の管理職から正社員へのコミュニケーションは日常的。その一方で、派遣・契約社員への直接的なコミュニケーションの頻度は正社員に対してよりも圧倒的に減りがちです。派遣・契約社員が相手でも業務のディレクションの明確化、業務不満の解決・緩和には直接的なコミュニケーションが大切です。さらに、優秀な人材であれば予め正社員登用の可能性と登用条件をタイムラインとあわせて示しておけば、他社からの正社員内定を理由にした契約解除も防ぐことが可能です。契約・派遣社員の離職防止にはコミュニケーションの工夫が重要なことに、改めて気づかされる結果です。」
■ホワイトカラーの契約・派遣社員はスキルアップ欲と忠誠心が高い?
今回の調査結果は、更にもうひとつ重要なポイントを示唆します。そのポイントとは、グローバルビジネスを最前線でリードする契約・派遣社員の3人に1人はスキルアップへの意欲が高く、過半数は長期契約を望み、組織への高い信頼(忠誠心)を示していることです。ここで、企業にお薦めしたいリテンション対策は、個人とのコミュニケーションを通じてスキルアップへの意欲と組織への信頼度を十分に測ること。その上で、能力と視座の高い契約・派遣社員には挑戦のある環境と目標値(要求度)の高い仕事を与え、「個人のモチベーション」と「ビジネスの生産性」の両方を向上できるものと考えられます。個人努力による成果には報酬で還元する、評価&報酬を受けた派遣・契約社員のモチベーションが更に上がるという循環システムが整えば、雇用主と契約・派遣社員の間にウィンウィンな関係性が育まれ、長期的な相互利益も期待できるでしょう。
(実施期間:2018年9月20日~2018年10月3日、対象:外資系・日系グローバル企業の国内拠点で働くホワイトカラー契約・派遣社員 n=341人)
<本件に関するお問い合わせ先>
ロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社 広報
TEL:03-4570-1500 e-mail:info@robertwalters.co.jp
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(ロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社 https://www.robertwalters.co.jp/ /1月23日発表・同社プレスリリースより転載)