アルバイト・パートの応募者、選考中の「辞退経験者」は43.5%。ほとんどの選考プロセスにおいて「ほかに条件の良い仕事が見つかったから」が辞退理由の1位~『アルバイト・パートの選考プロセスにおける辞退についてのアンケート調査』:ディップ総合研究所
総合求人情報サイトを運営するディップ株式会社(本社:東京都港区代表取締役社長 兼 CEO:冨田英揮、以下 ディップ)のディップ総合研究所は、1年以内にアルバイト・パートに応募をした経験のある、15~69歳の男女に対して「アルバイト・パートの選考プロセスにおける辞退についてのアンケート調査」を実施しました。
近年、人手不足は常態化しており、有効求人倍率も1.63倍(2018年11月時点)と高水準を維持しています。加えて、採用活動をしている企業の悩みとして、選考中における求職者の選考辞退があります。それらの課題を背景に、この度ディップ総合研究所では、辞退をする求職者の実態を明らかにするべく、アルバイト・パート3,000人を対象に、応募後の辞退の発生箇所や要因について調査しました。
本調査により、求職者は複数の採用決定済みのお仕事から実際に働くお仕事を選んでおり、そのことが選考中における求職者の辞退の要因の1つになっていることが明らかになりました。
調査期間:2018年9月6日~2018年9月10日
<調査結果>
1.辞退経験者の割合
◆アルバイト・パートの応募者のうち、43.5%もの人が「応募後、初出社までの間に辞退の経験がある」
アルバイト・パート23,429人に対し、「応募後の辞退経験の有無」についてアンケート調査をしたところ、43.5%にあたる10,200人が「応募後、初出社までの間に辞退の経験がある」ことが明らかになりました。
※辞退有無については23,429人、詳細な辞退箇所や辞退理由については3,061人を対象に調査
2.選考プロセスにおける辞退箇所
◆求職者の辞退発生箇所は、「初回コンタクト前」が45.2%と最も多い
続いて、「辞退したことがある」43.5%と回答した10,200人のうち、3,061人に対して「辞退した箇所」や「辞退理由」などを尋ねました。さらに求職者の応募後のプロセスを5つに分け、辞退経験のあるプロセスを複数回答可で尋ねたところ、「応募先からの連絡前」45.2%が最も多く、「面接日程調整中」24.5%、「面接日程調整後」22.5%、「面接実施中」7.8%、「面接実施後」33.6%となりました。これらの結果から、5つのプロセス全てにおいて求職者の辞退は発生していることがわかりました。
※「辞退したことがある」43.5%と回答した10,200人のうち、3,061人が回答。複数の辞退経験がある場合には、複数回答として抽出。
3.辞退理由
◆ほとんどの選考プロセスにおいて「ほかに条件の良い仕事が見つかったから」が辞退理由1位
求職者の辞退理由について、面接実施中以外のほとんどの選考プロセスにおいて、「ほかに条件の良い仕事が見つかったから」が辞退理由の1位となりました。選考過程における求職者の動きとして、複数の仕事を比較しながら仕事探しを進めたいと考えていることが分かります。
その他、調査の詳細は下記URLにて公開しています。
「アルバイト・パートの応募辞退を防止するために。応募者の辞退理由とその対策とは?~面接率アップ編(前編)~」
【調査概要】
調査設計・分析:ディップ総合研究所 ディップレポート編集室 野嵜愛
調査名:ディップ総合研究所「アルバイト・パートの応募後の辞退に関する実態調査」
調査手法:インターネット調査(外部調査機関)
調査対象:47都道府県在住かつ、1年以内にアルバイト・パートに応募をした経験のある、15~69歳の男女
調査実施時期:2018年9月6日(木)~9月10日(月)
有効回収数:3,061サンプル
主な調査項目:辞退発生箇所、辞退発生要因、求職者の希望(採用のスピード、勤務開始タイミングなど)
<報道に関するお問合せはこちら>
ディップ株式会社 広報担当
TEL:03-6628-4070 / e-mail:info@dip-net.co.jp
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(ディップ株式会社 https://www.dip-net.co.jp/ /1月21日発表・同社プレスリリースより転載)