現在の勤務条件に「満足していない」人は46%、要望をしても85%が未改善。大きく改善しているのは“勤務時間” 一方で“給与・待遇面”の改善は少ない~勤務条件の改善についてのアンケート調査:ディップ
ディップ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼CEO:冨田英揮)は、自社で運営する総合求人情報サイト「はたらこねっと」において「はたらこねっとユーザーアンケート 勤務条件の改善について」を実施しました。
非正規雇用労働者のキャリアアップなどを促進するため、正社員化や処遇改善などの取り組みを実施した事業主に対して助成金を付与する制度「キャリアアップ助成金」が、今年の4月に改正されました(※)。そこでこの度、はたらこねっとユーザーを対象に、現在の勤務条件や待遇への満足度や改善策などについて、アンケートを実施しましたのでご報告いたします。
■現在の勤務条件に“満足していない”人は46%と最多。勤務先に改善要望をしても、62%が勤務条件の改善が行われていない
現在の勤務条件に満足しているかどうか尋ねたところ、「とても満足している」5%・「満足している」27%あわせて32%が満足しており、一方で「まったく満足していない」13%・「満足していない」33%あわせて46%が満足していない結果となりました。
さらに、勤務先に勤務条件の改善要望をしたことがあるか尋ねたところ、「ある」と答えた人は全体の43%となりました。改善要望をした後に改善がなされたのは「ある」と答えたうちのわずか15%で、まだまだ改善が行われていないことがわかりました。
また、勤務先が勤務条件の改善に努めてもらうために、ユーザーからは「勤務条件を改善した企業を優良企業として評価する」、「勤務条件を改善しない企業へ罰則を設ける」などを希望するコメントが挙がりました。
■32%の人が現在「希望していない雇用形態」で勤務。その理由に“年齢の壁” “正社員の条件が厳しい“ “条件が良ければこだわらない”
現在の雇用形態が希望している雇用形態かどうか尋ねたところ、「希望通りの雇用形態」34%、「とくに雇用形態にこだわっていない」34%、「希望していない雇用形態」32%となりました。
「希望していない雇用形態」と答えた方の理由に、「年齢の壁」、「正社員の条件が厳しい」、「条件が合えば雇用形態にこだわらない」といった声が多くあがりました。
■勤務先が大きく改善していることは“勤務時間”。一方で「給与の増加」「評価・昇給・昇格制度」「正規雇用者と同等の待遇」などの改善は低い
次に、雇用者が改善してほしいとに、「給与を増やしてほしい」62%が最多となり、次いで「評価・昇給・昇格制度を整えてほしい」が28%、「自分に合った仕事内容にしてほしい」21%と続きました。
雇用者が改善してほしいことから、実際に勤務先が改善したことの割合を比較したところ、増加したのは「残業時間の短縮」「時短労働勤務」「自分に合った勤務時間」など、“勤務時間”の改善は大きく改善できる傾向にありました。一方で、「給与の増加」「評価・昇給・昇格制度を整える」「正規雇用者と同等の待遇」など、企業の人事制度や待遇面での改善が低い傾向にあることがわかりました。
■「キャリアアップ助成金」を理解している人はわずか9%と低認知
「キャリアアップ助成金」を聞いたことがあるか尋ねると、「聞いたことがない」59%が最多となり、「聞いたことがあり、理解している」人はわずか9%という結果になりました。
※「はたらこねっと」では、調査詳細とユーザーの声を公開しています
▼「はたらこねっとユーザーアンケート –勤務条件の改善について–」
<調査概要>
・実施機関:ディップ株式会社
・調査対象:はたらこねっとユーザー
・実施時期::2018年6月11日(月)~2018年7月8日(日)
・調査手法:インターネット調査
・有効回答数:1,447名
<報道に関するお問合せ先>
ディップ株式会社 広報担当
TEL:03-6628-4070 / e-mail:info@dip-net.co.jp
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(ディップ株式会社 https://www.dip-net.co.jp/ /11月27日発表・同社プレスリリースより転載)