顔と名前を「よく覚えている」人は、業務目標達成の割合が「あまり覚えていない」人より36.1%高い~『社内コミュニケーションと働き方に関する調査(業務目標の達成度やプライベートの充実度への影響)』:カオナビ
働き方改革をリードする株式会社カオナビ(本社東京都港区、代表取締役社長柳橋仁機)が運営する、HRテクノロジーや組織・人事領域の先端研究機関「カオナビHRテクノロジー総研」は、20代~50代の会社員、男女600名を対象に「社内コミュニケーションと働き方」に関する調査を行いました。
新年度を目前に控え、「新たな環境で結果を残そう」と意気込む人も多いのではないでしょうか。しかし、「働き方改革」が叫ばれる中で、単に時間をかけて仕事をするのではなく、限られた時間で成果を出すことが求められる時代となりました。そのような社会情勢を受け、生産性を上げながら目標を達成するためには、何をしたら良いのかと悩む方も多いでしょう。
今回、「カオナビHRテクノロジー総研」 では、社内の人の顔と名前を認識している度合い(※1)に着目し、顔と名前を覚えることによって業務目標の達成度やプライベートの充実度にどのような影響があるのかを調査しました。一般社員(非管理職)600名に「あなたは普段仕事で関わる人たちについてどのくらい認識していますか?」と質問したところ、社内の人の顔と名前を「よく覚えている」「まぁ覚えている」人は46.2%、「あまり覚えていない」人は53.8%という結果となり、半数以上の人が社内の人の顔と名前を「あまり覚えていない」ことが分かりました。
調査結果の要旨は以下の通りです。
(※1)認識している度合い
70~100% : 顔と名前を「よく覚えている」人
40~60% : 顔と名前を「まあ覚えている」人
10~30% : 顔と名前を「あまり覚えていない」人
<調査サマリー>
顔と名前を「よく覚えている」人は・・・
■仕事ができる!
業務目標を達成している人の割合が「あまり覚えていない」人より36.1%高い
■周囲の好感度がアップ!?
挨拶される側の75.3%の人が、名前も一緒に呼んでもらうと嬉しいと感じる
■仕事だけでなくプライベートも充実し、異性からモテる!?
パートナーがいる人の割合が「あまり覚えていない」人より22.3%高い
<専門家からのコメント>早稲田大学研究戦略センター 枝川義邦教授
顔と名前を覚えている人が業務目標を達成しやすいことには、もともと情報処理能力が高いこともあるでしょう。顔と名前をパターンとして認識して、手際よく記憶情報を引き出すことができるという人は、多くの場面で複雑な情報を紐解き、処理することができるはずです。
また、「顔と名前を覚えていられた」という経験は、成功体験として自身の自己効力感を上げるように作用します。自己効力感の向上は、モチベーションを高め、難しい課題へ挑戦するように働くことが知られています。
一方、自分の顔と名前を覚えていてくれることを知ったときには、「自分の存在を認め、興味関心を向けてくれている」という感触に繋がることから、その相手には返礼の意味でも協力したい気持ちが湧き出るものです。
多くの仕事は一人では成し遂げられません。チームを組む・組まないに関わらず、周囲の人たちの協力なしでは前に進まない場面も多々あるものです。そのようなときに、周囲の人たちの協力を仰ぎやすいことで、与えられたハードルを越えて実績を積んでいくことも容易になっていくでしょう。
このようなコミュニケーションが成立している人は、信頼を集めやすく、親和性が高まりやすいことから、多くのチャンスを与えられるようになるかも知れません。
「顔と名前の一致」をコミュニケーションの入口にして、自身のモチベーションを高め、チャンスを掴み、成果を上げていくことも期待できそうです。
【調査概要】
調査期間 :2017年11月10日~11月13日
調査方法 :インターネット調査
調査対象 :従業員数100人以上1000人未満の会社で働く会社員(非管理職) 男女20歳~59歳
サンプル数:n=600
以下の年齢、性別でn=75ずつ均等割付で回収。
(20歳~29歳 男女/30歳~39歳 男女/40歳~49歳 男女/50歳~59歳 男女)
<本件に関するお問い合わせ>
株式会社カオナビ 広報担当
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(株式会社カオナビ https://corp.kaonavi.jp/ /2月21日発表・同社プレスリリースより転載)