2017年6月 アルバイト平均時給 全国平均1,006円~平均時給1,000円台に回復。自動車業界や中食業界の好調に伴い、工場勤務のニーズ高まる(アルバイト求人情報サービス「an」調べ):パーソルキャリア
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(旧社名:インテリジェンス、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営するアルバイト求人情報サービス「an」は、求人情報メディアに掲載された求人広告から173職種について、平均時給を分析しています。2017年6月の結果をお知らせします。
【全体】~平均時給 1,006円。前年同月比 28ヵ月連続で時給上昇
2017年6月の全国平均時給は1,006円(前月996円、前年同月989円)となりました。前月比で10円増加、前年同月比で17円増加となり、前年同月比28ヵ月連続で上昇しました。求人数*は前月比-1.2%、前年同月比+17.8%となり、5月同様前月比は減少したものの、前年同月比は増加となりました。※「an」サイトの求人掲載数。
【エリア別】~全国のエリアで前年同月比を上回る時給上昇
エリア別平均時給は「関東エリア」が1,056円で最も高く、次いで「関西エリア」が1,006円、「東海エリア」が995円、「九州エリア」が909円、「北海道エリア」が882円、という順になりました。6月は全エリアで前年同月を上回る結果となりました。中でも「北海道エリア」は28ヵ月連続増、「九州エリア」は46ヵ月連続増と、時給の上昇が継続しています。
【職種別】~工場勤務のニーズが増加。「技能・労務系」の需要高まる
職種別平均時給は「専門職系」(1,138円)でもっとも高く、次いで「営業系」(1,080円)、「運輸職系」(1,071円)、「事務系」(1,032円)、「サービス系」(1,024円)、「技能・労務系」(1,004円)、「フード系」(971円)、「販売系」(929円)と続きました。特に「技能・労務系」の需要が高まっており、“軽作業”や“製造工”など工場勤務のニーズが増加傾向です。
【解説】~平均時給は上昇。“軽作業”や“製造工”など「技能・労務系」のニーズ高まる
6月の全国平均時給は、前月比、前年同月比共に増加となりました。春採用に伴うレギュラーバイトのニーズがひと段落し、「技能・労務系」に区分されている“軽作業”や“製造工”のニーズが高まったことが要因です。中でも募集が増加したのは、新車販売台数好調に伴って、自動車部品、産業機械の工場と、コンビニの店舗拡大や外食離れが進んでいる影響で、需要が増加した惣菜や弁当などを製造する中食業界の工場でした。
7月の平均時給は、例年横ばいの傾向となっており、今年も同様となる見込みです。8月以降は都道府県別最低賃金の改定額が出揃うため、各社給与改定による賃金の底上げが行われ、8月~10月にかけての平均時給はゆるやかに上昇する見通しです。(an編集長 上土 達哉)
※2016年5月データより市況感に合わせたサンプル数に変更しており、過去のデータについても再集計を行っております。
※「an」で実施しております意識調査や求人情報に関するデータは、採用企業向け情報サイト「anレポート」にて公開しております。
<本件に関するお問い合わせ>
パーソルキャリア株式会社 広報部
03-6757-4266(受付時間:平日 10:00~19:00) | お問い合わせフォーム
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(パーソルキャリア株式会社 https://www.persol-career.co.jp/ / 7月20日発表・同社プレスリリースより転載)