2017年5月の転職求人倍率は前月比0.10pt減の2.56倍~求人数は遂に、30ヵ月連続で最高値を更新。6月以降も増加の見込み(転職サービス「DODA(デューダ)」調べ):インテリジェンス
総合人材サービス、パーソルグループの株式会社インテリジェンス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾太郎)が運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は、2017年5月の転職求人倍率をまとめた「DODA 転職求人倍率レポート」を発表しましたのでお知らせします。
※ 転職求人倍率は、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもので、DODA転職支援サービス登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。<算出式:転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数>
■2017年5月の概況
2017年5月の転職求人倍率は、前月比-0.10ポイントの2.46倍となりました。求人数は前月比+1.5%、前年同月比+21.6%となり、30ヵ月連続で調査開始(2008年1月)以来の最高値を更新しました。転職希望者数は前月比+5.6%、前年同月比+52.5%でした。
業種別にみると、求人数が増加したのは9業種のうち「IT・通信」「金融」「メーカー」「商社・流通」「サービス」の5業種で求人数が増加しました。特に伸びたのは、「商社・流通」(前月比+9.6%)、「サービス」(前月比+3.0%)でした。職種別では求人数が増加したのは、11職種のうち「販売・サービス系」を除く10種となりました。特に伸びたのは、「技術系(電気・機械)」(前月比+5.0%)、「クリエティブ系」(前月比+3.1%)でした。
■解説 ~夏にかけ企業が更に中途採用に力を入れるため、6月以降も求人数は増加の見込み~
5月から募集を始めた企業は4月に比べて減少したものの、前月から継続して募集を行う企業が多かったため、5月の求人数は増加しました。それ以上に転職希望者数が増えたため求人倍率は下降しましたが、引き続き転職希望者にとっては希望の条件をかなえやすい市況が続いていると言えます。
6月も、求人数は増加が見込まれます。新卒採用が一段落する一部の企業では、夏にかけて中途採用に力を入れるため、追加の求人が出てくるでしょう。また、新卒採用が予定人数に満たない企業は、第二新卒の中途採用に踏み切るケースが多く見受けられるため、未経験者や若手を歓迎する求人が増加することも考えられます。転職希望者にとっては、仕事の内容だけでなく、長時間労働の改善や給与アップなどの希望も同時に実現できる可能性が高まっていると言えるでしょう。(DODA編集長 大浦 征也)
※DODAサイトでご覧いただける「DODA転職求人倍率レポート」では、詳細なデータや考察を掲載しております。
※調査は2008年より行っております。過去のデータをご覧になりたい場合は、広報室までお問い合わせください。
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社インテリジェンス
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(株式会社インテリジェンス http://www.inte.co.jp/ /6月12日発表・同社プレスリリースより転載)