今年の新社会人は副業ネイティブ。2人に1人がネット副業経験有り。新社会人の4人に1人が“パラレルキャリア型”を希望~『新社会人の働き方調査結果』:もしも「フリーキャリア総研」
インターネットで収益をあげる働き方の調査機関「フリーキャリア総研」を運営する株式会社もしもは、インターネットで収益をあげる働き方“フリーキャリア”に関する調査の第8回目として、「新社会人の働き方」について調査を実施しました。調査結果の詳細は下記の通りです。
●調査方法:インターネット調査(調査機関依頼)
●調査期間:2017年2月10日(金)~2月17日(金)
●有効回答:485名(2017年度新社会人:1994年4月2日~1995年4月1日生まれ)
●調査背景:2016年は「働き方改革」の実現に向けて、長時間労働の是正、副業・兼業の容認、テレワークの活用など様々な取組みが見受けられ、働き方に対する意識が大きく変わった年でもあります。そこで、2017年度新社会人は働き方について、どのように考えているのかを調査しました。また昨年行った同様の調査と併せて、新社会人の意識の変化を探ります。
2人に1人がネット副業サービス利用経験有り。今年の新社会人は“副業ネイティブ”
はじめに「ネットを使った収益をあげるサービスを利用したことはありますか?」と質問したところ、「YES」と55.5%が回答しました。昨年同様の設問では「YES」の回答が29.5%でしたので、ネットを使った収益をあげるサービスを利用したことがある人が26ポイントと、大幅に増加していることが分かります。
今年の新社会人は、インターネットで収益をあげる働き方「フリーキャリア」を当たり前と考える“副業ネイティブ”世代とも言えるでしょう。インターネットが身近な環境で育った新社会人が“デジタルネイティブ”世代から、“副業ネイティブ”世代へと進化していることが伺えます。
1位フリマアプリ、2位ブログ運営、3位ホームページ運営
「YES」と回答した人に、利用したことのあるサービスを聞いたところ、1位「フリマアプリ」32.2%が最も多く、次に「ブログ運営による広告収入」11.5%、「ホームページ運営による広告収入」8.9%という結果でした。
上位にフリマアプリやアフィリエイト、アドセンス、ハンドメイド販売、ネットショップ運営などがランクインしていることから商品を紹介するためのキャッチコピーや説明文の作成、最適な商品値付けなど、すでに様々なスキルを身に付けていることが伺えます。企業にとって、フリーキャリアを経験したことがある副業ネイティブ世代は優秀な人材と考えられます。
家計の足しにするために、ネット副業サービスを選択
先ほどの設問で「YES」と回答した人たちに利用した理由を聞いたところ、1位は「家計の足しにするため」が最も多く51.1%、2位は「貯金をするため」37.8%、3位は「楽しそうだった」21.9%でした。
ネット副業サービスを抵抗なく利用していることから、どこかの企業に属して収入を得るアルバイトと同じような感覚で、ネット副業サービスを選択していることが見受けられます。
2年連続、新社会人の4人に1人が“パラレルキャリア型”を希望
次に、「社会人になったら、どのような働き方を希望しますか?」と質問したところ、1位は「終身雇用型:会社員として企業で働き続ける」61.7%、2位は「パラレルキャリア型:会社員の他に別分野での活動をする」26.8%、3位は「エキスパート型:独立し自分の会社を立ち上げる」11.5%という回答結果でした。前年とほぼ同じ回答割合となり4人に1人がパラレルキャリア型を希望していることが分かります。これまで1つの会社だけで働くことが当たり前だった価値観から、就職後も、自分のスキルを会社以外で活かす価値観が定着し始めていることが伺えます。
就職する会社に求める働き方とは? 現代にあった多様な働き方を
最後に「これから就職する会社に、どのような働き方を求めますか?(最大三つ)」と質問したところ、1位は「仕事と家庭を両立しやすい環境」57.7%と半数以上の回答が集まりました。こちらを選択した人の回答理由では、自分のスキルを磨くことで仕事を効率化させ、プライベートでも充実した時間を過ごしたいという声が多く見受けられました。
・「自分のスキルを活かしつつ、プライベートは大切にしたいから」(男性)
・「働くために生きるのではなく、生きるために働きたいから」(女性)
・「古い習慣、仕組みではなく現代のライフスタイルに合った効率的な就業が良い」(女性)
・「能力、スキルを磨いて無駄なく成果を出せる人間になりたい上に、プライベートの時間も大切にしたい」(男性)
2位は「残業をしない風土」50.5%、3位は「女性ライフイベントに合わせた働き方促進」42.1%という結果でした。
4位には「複数の仕事ができる就業規則」19.0%がランクインしていました。こちらを選択した人の回答理由を見ると、複数の仕事に携わりたいと考えている声が見受けられます。
・「就職したからと言って、一つの仕事に縛らずに色々な経験をしてみたいから」(女性)
・「今は1つの仕事だけで安定した収入を必ずしも得られない世の中になっているため」(男性)
・「空いた時間にお小遣い程度でもいいので稼げるようにしたい」(女性)
・「新しいことに挑戦することは次の仕事につながる」(女性)
新社会人の多くは、就職する会社に対して「働き方改革」を求めていることが分かります。
<調査まとめ>
副業を当たり前と考える”副業ネイティブ”世代
彼らが社会に出ても活躍し続けられる社会を。
デジタルネイティブ世代と呼ばれる2017年新社会人の彼らは半数以上がネット副業サービスを利用していることが分かりました。
彼らは、副業を当たり前と考える“副業ネイティブ世代”と言えます。
今年の新社会人はネット副業サービスを利用することで多様なスキルを持ち合わせ就職後も1つの仕事にとどまらず複数の仕事を持ち合わせたいと考える傾向が伺えます。
ですが現在多くの企業で副業が禁止されているため彼らは4月の入社後、副業を諦めざるを得ません。
これから彼らが社会に出ても活躍し続けるためには企業の“働き方改革”が必要です。ひとつの企業で働き続ける働き方から1人1人に合った多様な働き方へ変革することで、1億総活躍社会の実現に近づくと考えます。
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株式会社もしも 「フリーキャリア総研」 担当広報 : 小野
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(株式会社もしも http://www.moshimo.co.jp/ / 3月15日発表・同社プレスリリースより転載)