インタースコープ、転職に関する自主調査を実施
「転職サイトで転職先の情報を得た」4割
インターネットを活用した市場調査やマーケティングコンサルティングを展開するインタースコープ(東京都目黒区、田部信・代表取締役社長)は「検索と情報収集プロセス」分析シリーズの第6回調査を2006年8月、自社モニターを対象に実施しました。
今回の調査は、転職をテーマとして実施しました。調査対象者は23〜40歳の男女で、転職を検討する際にインターネットで情報収集する人としています。調査によると、転職先の職場の求人情報を「転職サイト」で認知した人は4割でした。また転職を検討する際に検索エンジンを利用した人は7割おり、その多くは検討を始めた段階では「転職」「求人」など転職に関わりのある一般的な言葉を検索キーワードとして入力しています。しかし検討が進み、希望する企業を研究し、応募する段階では検討している企業の名前が著しく増えることがわかりました。
転職先の職場について認知経路を聞いたところ、「転職サイト」(42%)が最も高くなっています。男女別に見ると、「転職サイト」は男性のほうが高く、女性(特に20代)は男性に比べて「ハローワーク」が高めです。また現在の職種別に聞いたところ、「転職サイト」はIT系技術職に就いた人が最も多く、次いで販売職、一般事務職となっています。販売職はこの他に求人情報誌(有料・無料)も目立っています。一方、医療・福祉職では「転職サイト」が極端に少なく、「ハローワーク」が目立っています。
転職の際に重視した項目は「職種」(85%)、「勤務地」(74%)など。女性のほうが、男性に比べて重視項目の回答率が高くなっています。また現在の職種別では一般事務職は他の職種に比べて、「業種」を重視する人が少なく、一方で医療・福祉職は「勤務地」「業種」などを重視する傾向が目立ちます。
転職を検討する際の情報収集方法は「検索エンジンからキーワードを入力」(69%)が最も多く、次いで「『お気に入り』から転職サイト」(50%)、「ポータルサイト内のメニューをクリック」(39%)となっています。検索エンジンに入力するキーワードは転職を検討始めた段階では「転職、求人など一般的な言葉」が最も多く、次いで「転職サイトの名前」です。検討が進み、転職を希望する企業を研究したり、実際に応募する段階になると、「応募を検討している企業名」が著しく多くなります。
【 調査概要 】
※ 調査目的: 転職に関するインターネットを利用した情報収集プロセスについて把握する事
※ 調査手法: インターネットWeb定量調査
※ 対象エリア: 全国
※ 調査対象者: 23〜40歳 男女/当社スコープNet会員
※ 有効回答数: 1000サンプル
※ 調査実施期間: 2006年8月18日〜2006年8月21日
※ 調査機関: 株式会社インタースコープ
(インタースコープ http://www.interscope.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・9月19日)