転職希望者は約3割。常勤は「収入の少なさ」、非常勤は「職場の人間関係」が転職理由のトップに~介護職員200人に『介護現場の労働環境に関するアンケート調査』を実施:BCC
BCC株式会社(本社:大阪市西区、代表取締役社長:伊藤 一彦、以下当社)の社内カンパニーで、レクリエーション介護士制度(※)を手掛けるスマイル・プラスカンパニー(本社:大阪市西区、代表取締役社長:伊藤一彦、以下スマイル・プラス)は、運営する介護レク素材のプラットフォーム「介護レク広場」の会員200人に対してWEBアンケート調査を実施いたしました。
本アンケート調査結果は、日経BP社(本社:東京都港区、代表取締役社長:新実 傑)が発行する『日経ヘルスケア12月号』(2016年12月10日発売)内の特集「介護スタッフ確保 大競争時代」に掲載されております。主なトピックスは以下になります。
【主なトピックス】
■約3割の介護職員が現在の職場を辞めたいと考えている
アンケート調査を実施した全介護職員の約3割が転職を考えており、さらに常勤・非常勤で分けると、常勤は33.3%、非常勤は24.6%と、常勤の介護職員の方が転職を考えている割合が8.7%高いという結果となりました。個人や家庭の事情に合わせて比較的転職しやすい非常勤と比較すると、常勤の職員は内心では転職したいと思っていてもなかなか踏み切れない実情が浮かび上がります。
■常勤の転職理由のトップは「収入の少なさ」、非常勤の転職理由のトップは「職場の人間関係」
全体の転職理由のトップ3は「収入の少なさ」「心身の疲れ」「法人・事業所の理念や運営の在り方に不満を持った」の順でした。特徴的なのは非常勤の転職理由のトップが「収入の少なさ」を超えて「職場の人間関係」である点。利用者やその家族とのトラブル、プライベートの充実を理由に転職を考える方は少ないという結果から、働く環境に改善すべき課題が多くある事が窺えます。
■就職先を選ぶ際に、常勤は「賃金水準」非常勤は「職場の雰囲気」を重視
常勤が就職先を選ぶ際に最も重要視するポイントとして挙がった「賃金水準」は、非常勤では「職場の雰囲気」「通勤のしやすさ」「労働時間・勤務体制が希望に合っているか」「仕事内容」に続き5番目に重要視するポイントであることが判明しました。賃金よりも職場・労働環境を重視する姿勢が顕著となっています。
■調査概要
・調査地域 :全国
・調査対象 :男女(「介護レク広場」の会員)
・調査方法 :インターネット調査
・調査期間 :2016年10月下旬~11月上旬
・サンプル数 :217名
※レクリエーション介護士制度:介護や高齢者に対する基礎知識を学び、自分の趣味や特技を活かした介護レクリエーションを提供できる人財です。当社が受諾した2013年の経済産業省「多様な『人活』支援サービス創出事業」における成果をもとに創設した認定資格制度を通じて、介護や高齢者に対する基礎知識と、介護レクリエーションを企画・提案・実施するための知識や技術を学びます。2016年6月時点で同資格の受講者は2万人、合格者1万人を突破しております。
◆ 本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(BCC株式会社 http://www.e-bcc.jp/ / 1月5日発表・同社プレスリリースより転載)