転職希望者前月比82%。年末までグローバル人材転職活動鈍化。年明けから活発化と予想~『2016年11月 グローバル転職求人倍率』1.11倍(Daijob調べ):ダイジョブ・グローバルリクルーティング
ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、バイリンガルのための転職・求人情報サイトDaijob.comを展開するダイジョブ・グローバルリクルーティング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:篠原 裕二)は、2016年11月末時点のグローバル転職求人倍率(※)をまとめました。
※グローバル転職求人倍率:2ヵ国語以上の言語において、ビジネスレベル以上のスキルを条件とする求人と、そのスキルを持つ転職希望者の需給バランスを算出したもの <転職求人倍率=求人数÷転職希望者数>
◆職種別グローバル転職求人倍率
グローバル転職求人倍率を職種別に見ると、「電機(電気/電子/半導体)技術系」が最も高く、前月比5.01ポイント増の7.80倍。次いで、「メディカル/医薬/バイオ/素材/食品技術系」が前月比2.87ポイント増の4.57倍、「クリエイティブ(インターネット関連)」が前月比3.20ポイント増で3.75倍となりました。
「電機(電気/電子/半導体)技術系」については求人数が前月比73%と減少していましたが、対象となる転職希望者が前月比26%と大幅に減少し、7.80倍と高倍率となりました。「メディカル/医薬/バイオ/素材/食品技術系」についても同様に求人数が前月比94%と減少したものの、対象となる転職希望者が前月比35%だった事が、高倍率の要因だと考えられます。また「クリエイティブ(インターネット関連)」については求人数が前月比250%と倍以上に増加しましたが、対象となる転職希望者数が前月比36%と減少したため、高倍率となり、2015年7月以来1年4ヵ月振りのTOP3入りとなりました。11月度の職種別TOP3に共通しているのは、該当する転職希望者数が前月と比較し大幅に減少したことにより高倍率となった点です。全体での新規転職希望者数が前月比82%と減少した事が影響していると考えられます。
2013年8月からの新規転職希望者の推移を見ると、10月、11月、12月の3ヵ月間は減少傾向となっており、今年も同様のトレンドで推移した場合、グローバル人材の転職活動は年内まで鈍化し、年明けから、再び活発化するのではないかと考えられます。
◆業種別グローバル転職求人倍率
グローバル転職求人倍率を業種別に見ると、「製造業」が最も高く、前月比0.25ポイント増の2.39倍。次いで「情報通信業」が前月比0.40ポイント増の2.03倍、「金融業,保険業」が前月比0.13ポイント減の1.63倍となりました。
「製造業」と「金融業,保険業」は3ヵ月連続TOP3。また「情報通信業」については、2016年度10月を除く7ヵ月間で倍率が2.0倍以上となっており、今年度採用ニーズが高まった業種の一つと言えるのではないかと考えられます。
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(ダイジョブ・グローバルリクルーティング株式会社 http://corp.daijob.com//12月27日発表・同社プレスリリースより転載)