働く目的は「楽しい生活をしたい(41.7%)」が過去最高。働き方の「人並みで十分(58.3%)」も過去最高に~『平成28年度新入社員「働くことの意識」調査結果』:日本生産性本部
公益財団法人 日本生産性本部の「職業のあり方研究会」(座長 岩間夏樹)と一般社団法人 日本経済青年協議会は、平成28年度新入社員1,286人を対象にした「働くことの意識」調査結果をとり纏めた。この新入社員の意識調査は、昭和44年度 に実施して以来48回目を数え、この種の調査ではわが国で最も歴史のあるものである。主な調査結果は以下のとおり。
<調査結果のポイント>
●「働く目的」では「楽しい生活をしたい」が増加(昨年度37.0%→41.7%)し、過去最高を更新した。「自分の能力をためす」は(昨年度 13.4%→12.4%)過去最低を更新。「社会のために役立ちたい」も3.2ポイント低下(昨年度12.5%→9.3%)。
●「人並み以上に働きたいか」では「人並みで十分」が昨年度よりさらに増加(昨年度53.5%→58.3%)して過去最高を更新するとともに、「人並み以上に働きたい」(昨年度38.8%→34.2%)を24.1ポイント上回り、両者の差も過去最大となった。
●「デートか残業か」では、「残業」(昨年度80.8%→76.9%)「デート」(昨年度19.0%→22.6%)と、プライベートの生活よりも仕事を優先する傾向があるが、ここ数年は「デート派」が増加している。
●「会社の選択理由」では、「能力・個性をいかせる」が増加し、今年もトップ(昨年度30.9%→33.2%)だった。「仕事が面白いから」は減少し(昨年度19.2%→17.3%)、5年連続で減少した(平成23年度26.8%)。
●「どのポストまで昇進したいか」では、10年前(平成18年度)と比べ「社長」「専門職」とも減っている(社長17.8→10.8%。専門職 26.4→17.8%)。女性を見ると「課長+係長+主任班長」が増え(18.9%→30.8%)、昇進志向が高まっている一方で「役職に付きたくない+ どうでもよい」も増加(25.5→29.6%)し、二極分化傾向が見られる。
※本調査の報告書は「生産性労働情報センター」より発刊される
【本件に関するお問い合わせ先】
公益財団法人 日本生産性本部(ワークライフ部)
〔担当:下村・中野 TEL:03-3467-7252/3409-1121(ワークライフ部)、E-mail:slr-info@jpc-net.jp〕
一般社団法人 日本経済青年協議会 〔担当:畔津(あぜつ)・梅田 TEL:03-3469-2381〕
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(公益財団法人日本生産性本部 http://www.jpc-net.jp/ /7月7日発表・同法人プレスリリースより転載)