中国、4月の求人数は前年同月比17%減。鉄鋼・化学系求人に設備投資削減政策の影響か~『中国における日系企業の求人動向レポート2016年4月分』:リクルートホールディングス
株式会社リクルートホールディングス(本社:東京都千代田区 代表取締役社長 兼 CEO:峰岸真澄)の100%子会社であり、中華人民共和国(以下、中国)で人材紹介事業を展開する現地法人 RGF HR Agent 中国(中国語法人名:上海艾杰飛人力資源有限公司 本社:中国上海 総経理:橘宏喜)は、このたび、同社が取り扱う中国大陸の求人情報に基づき、日系企業 を中心とする4月の求人動向をまとめました。
※RGF HR Agent Groupは中国をはじめとした11の国と地域、26の都市に展開し、日系企業・現地企業・多国籍企業に対する人材紹介事業を展開しています。
中国大陸における日系企業の求人動向
RGF HR Agent 中国 総経理 橘宏喜のコメント
4月の求人案件数は前年同月比17%減。鉄鋼・化学系求人に設備投資削減政策の影響か
当社で取り扱う4月の求人案件数は、前年同月比17%減の732件。中国経済の減速傾向に歯止めがかかりつつあるものの、先行き不透明な中で、日系 企業の採用に対する慎重な姿勢は続く。加えて、春節休暇時期が昨年よりも早かったことで、春節後の転職最盛期が一足早くピークアウトを迎えたことも、前年 同月比での求人案件数減少の要因と考えられる。
業界別に見ると、求人案件の減少数が多かったのは「製造」。うち自動車関連企業は、中国の小型車減税の追い風で日系自動車販売台数が堅調なことから 求人案件数も安定しているが、鉄鋼、化学関連企業の求人案件数は減少した。中国政府が鉄鋼、化学業界などで強力に推し進めている設備投資削減政策の影響 が、ここにきて求人案件数にも及んできた可能性があり、引き続き動向を注視していきたい。
中国における日系企業の求人動向レポート 2016年4月分(785 KB)
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(株式会社リクルートホールディングス http://www.recruit.jp/ /5月27日発表・同社プレスリリースより転載)