がん罹患後1年間で、28%が給与の減少など勤務先の待遇にネガティブな変化を経験~『がん治療と仕事の両立に関する調査』結果全文を公開:三菱UFJリサーチ&コンサルティング
三菱UFJフィナンシャル・グループの総合シンクタンクである三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(本社:東京都港区 社長:藤井 秀延)は、自主研究「がん治療と仕事の両立に関する調査」の調査結果全文を公開しましたので、お知らせいたします。
本調査結果は、2015年8月実施のアンケート調査、及び同年9~10月実施の企業ヒアリング調査の結果をまとめたものです。16年3月発表のレポート(PDF)において、がん罹患後に転職・再就職した人は回答者の14%で、そのうち約4割が非正社員であることなど、調査結果の要旨をすでに発表しましたが、今回は調査結果の全文の公開となります。
今回、新たに発表した調査結果として、がん罹患後の勤務先における待遇の変化や、休業に関する状況、家族のサポートなどがあります。その概要は以下です。また、3月のレポートで発表済みの調査項目であっても、がんの進行度や休業期間などに応じて、より詳細に回答結果をまとめている個所があります。
【「がん治療と仕事の両立に関する調査」の調査結果全文の概要】
≪勤務先における待遇の変化(報告書p51‐52)≫
がん罹患後1年間で、28%の人が給与の減少など勤務先の待遇に関するネガティブな変化を経験していた。また、罹患後に転職した人のうち、18.2%が退職を促された経験を持っていることが分かった。
≪休業取得・休業期間(報告書p34‐35)≫
罹患後1年間で、8割強が「入院による治療と自宅療養のための休み」を取得している。最も割合が高いのは「1週間以上~1ヶ月未満」の休業期間で、4割強を占める。
≪家族からのサポート(報告書p27‐28)≫
治療に際して「家族からのサポートは受けていない」人は35.4%。
※調査結果全文については、こちらをご覧ください。
<本件に関するお問い合わせ>
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
女性活躍推進・ダイバーシティマネジメント戦略室
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TEL:03-6733-1024 E-mail:diversity@murc.jp
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 http://www.murc.jp/ /5月16発表・同社プレスリリースより転載)