中国、春節休暇後の転職市場最盛期を迎え日系企業の採用活動は活発 地元企業開拓に向け日本語能力不問の求人が大幅増~『中国における日系企業の求人動向レポート2016年3月分』:リクルートホールディングス
株式会社リクルートホールディングス(本社:東京都千代田区 代表取締役社長 兼 CEO:峰岸真澄)の100%子会社であり、中華人民共和国(以下、中国)で人材紹介事業を展開する現地法人 RGF HR Agent 中国(中国語法人名:上海艾杰飛人力資源有限公司 本社:中国上海 総経理:橘宏喜)は、このたび、同社が取り扱う中国大陸の求人情報に基づき、日系企業を中心とする3月の求人動向をまとめました。
※RGF HR Agent Groupは中国をはじめとした11の国と地域、26の都市に展開し、日系企業・現地企業・多国籍企業に対する人材紹介事業を展開しています。
RGF HR Agent 中国 総経理 橘宏喜のコメント
春節休暇後の転職市場最盛期を迎え日系企業の採用活動は活発 地元企業開拓に向け日本語能力不問の求人が大幅増
当社で取り扱う3月の求人数は、前年同月並みの1,052件。中国経済減速を背景に2015年後半から求人数減少が続いているが、春節休暇後の転職 市場最盛期を迎え、日系企業の採用意欲に例年並みの力強さが見られた。 一方で、2016年1-3月期の合計求人数は2,384件、前年同期比7%の減 少。10-12月期(前年同期比20%減)と比べるとマイナス幅は縮小したものの、引き続き日系企業の採用動向を注視したい。
注目すべきは、昨年3月に比べ、日本語能力を不問とする求人数が3倍以上に増加していること。日系企業が地元企業の開拓を積極的に進めていることが背景にあるようだ。
前年同月比で求人の増減数が大きかった業界は、「IT/通信」「製造」。「IT/通信」は、オフショアアウトソーシングの主要拠点・大連での減少が 顕著。人件費の高まりが背景にあると見られる。「製造」は、日系自動車の販売台数増加を背景に、関連メーカーが集積する華南地域を中心に求人が増加すると いう構図が続く。加えて、自動化設備メーカーからの求人も目立つ。中国の製造業界で、省人化・自動化ニーズが堅調であることを反映しているようだ。
中国における日系企業の求人動向レポート 2016年3月分(776 KB)
◆ 本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社リクルートホールディングス http://www.recruit.jp/ /4月27日発表・同社プレスリリースより転載)