今後4年間のITエンジニア採用 約4割の企業が増やすと回答。2020年以降活躍するITエンジニアのタイプは?~企業の採用担当者400人に聞いた『ITエンジニアの採用に関する意識調査』:PEーBANK
MCEAホールディングスグループ傘下の株式会社PE-BANK(東京都港区/代表取締役・櫻井 多佳子) は、フリーランスITエンジニアのブランド化プラットフォーム事業を行っており、ITエンジニアの「新しい働き方」を提案し、人材不足が著しいIT業界において、貴重な技術者の活躍をサポートする取り組みを行っています。
この度、PE-BANKでは、ITエンジニアの採用に関わる全国の企業担当者を対象に、ITエンジニアの採用に関する「現状」と「今後」についてインターネットによる意識調査を実施しました。
以下、その調査結果をご紹介します。
<TOPICS>
(1)今後4年間のITエンジニア採用 約4割の企業が増やすと回答
(2)更にITエンジニアの給与増加を予想
(3)採用基準は難化傾向 より優秀な技術者が求められる
(4)2020年以降ITエンジニアの大量失業は起こらない!?需要増加派がリード
(5)2020年以降活躍するITエンジニアのカギは“テクノプレナー思考”!?
【今後4年間のITエンジニア採用 約4割の企業が増やすと回答】
マイナンバー制度への対応や東京オリンピックに向けた大規模なシステム開発により、急速なITエンジニア不足が叫ばれIT技術者の需要が高まる中、今後4年間の採用について「増やす予定(9.5%)」「やや増やす予定(28.8%)」と回答した採用担当者は、約4割にのぼりました。一方で、「減らす予定(2.5%)」「やや減らす予定(2.5%)」という回答は5%にも満たない結果となりました。
【更にITエンジニアの給与増加を予想】
給与の面でも収入が増えることが予測されます。ITエンジニアの今後の給与について、採用担当者に聞いたところ、「増えると思う(7.3%)」「やや増えると思う(33.0%)」と約4割が給与の増加を予想しました。
理由としては、「専門職の業務が増加傾向にあるから」「専門的な業務を任せたいため」といった、専門性をIT技術者に求める傾向が強く、そこに対する対価が高まっているようです。
【採用基準は難化傾向 より専門性の高い技術者が求められる】
では、実際に採用にあたって重視するポイントについて聞いたところ、「開発力がある(55.0%)」「専門性が高い(53.8%)」の2つの回答が特に多く、マネジメント面やコミュニケーション面より高い評価ポイントになる傾向が見受けられました。
また、直近4年間の採用の難度の変化について聞いたところ、「難しくなった(9.3%)」「やや難しくなった(26.0%)」と、35%が採用基準の難度が上がったと回答。上記設問にて、専門性の高さや開発力といった技術面のスキルの高さが求められる傾向にありましたが、これは採用基準の難化にも影響を及ぼしている可能性があります。
【2020年以降ITエンジニアの大量失業は起こらない!?需要増加派がリード】
2020年以降は現在のいわゆる”特需”の状況から落ち着いて、エンジニアショック(ITエンジニアの大量失業)が起きるのではないかという意見もあります。2020年以降のITエンジニアのニーズについて聞いたところ、「需要が高まる」と回答した採用担当者の方が多いことがわかりました。 「減少する」と考える回答と対比してみると「高まる(4.8%)」「やや高まる(15.5%)」が20.3%、
「減少する(2.8%)」「やや減少する(8.0%)」が10.8%で、需要増加を予想する回答の方が約10ポイント分、多く見られました。
【2020年以降活躍するITエンジニアのカギは“テクノプレナー思考”!?】
「2020年以降採用したい理想のエンジニア」と「実際に現在応募のあるエンジニア」のギャップについて調査したところ、 「自主的に行動できる」というポイントで大きな乖離があることが判明しました。現在応募のあるエンジニアの人物像とのギャップが最も大きいのは、「自主的に行動できる」(7.3pt)。次いで計画実行力がある」(13.3pt)、 「柔軟性が高い」(5.8pt)、「コミュニケーション能力が高い」(5.0pt)と続きました。 シンガポール等の高い技術を持ったビジネスマンが集まる場所でよく言われている“テクノプレナー”という言葉があります。テクノロジスト(技術者)とアントレプレナー(起業家)を組み合わせた造語で、技術を駆使して全く新しい価値や、ビジネスを作っていく様を指し、21世紀に求められる人材とされています。今回のギャップ調査から、現場のエンジニアに求められている要素の中には“テクノプレナー思想”と通ずる部分があるのではないでしょうか。
今現場で求められているのは、ただITエンジニアとしての業務をこなすことだけなく、技術者として激しい業界の変化に対応するための学習や、それを活かして自らビジネスを創っていくような姿勢だと考えられます。
<調査概要>
調査方法 : インターネットによるアンケート調査
調査対象 : ITエンジニアの採用に関わる全国の企業担当者
有効回答数 : 400人(男性:371 人/女性:29人)
調査実施日 : 2016年3月22日(火)~2016年3月25日(金)
※ フリーエンジニアのブランド化プラットフォーム事業「PE-BANK」について
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(株式会社PE-BANK https://pe-bank.co.jp/ /4月19日発表・同社プレスリリースより転載)