年末商戦、忘年会で、倉庫、製造、運輸、飲食の人材需要が拡大~『短期人材動向 クォータリーレポート Vol.1(2015年10~12月)』:フルキャストホールディングス
人材総合サービスの株式会社フルキャストホールディングス(本社:東京都品川区、代表取締役社長CEO:坂巻一樹、以下「フルキャスト」)は、2016年より、当社が扱う短期の求人案件に基づく人材動向をまとめ、クォータリーレポートとして配信いたします。第1号となる今回は、2015年10~12月の動向を中心にお知らせいたします。
※「短期人材」…雇用期間が30日以内の仕事に就く人材。フルキャストでは、登録スタッフをクライアントの直接雇用によるアルバイトとして紹介する「短期人材紹介」を行っています。
※本レポートは、当社が人材を紹介し、実際に稼働した人数とその際の時給をもとにまとめています。
【2015年10~12月の動向】
短期人材の稼働者数は、年末商戦や忘年会などの影響で、この期間に「倉庫」「製造」「運輸」「飲食」の4業種の人材需要が高まりました。各業種の平均時給も上昇し、年間を通して12月が最も高くなりましたが、全業種平均の1,051円を上回ったのは4業種のうち「運輸」のみ(1,087円/103%)でした。
■倉庫
年間を通じて需要の高い「倉庫」の稼働者数は、8月から上昇を続け10月~11月に一旦横ばいとなったものの、12月に再び大きく上昇し、14万人を超える高い数値となりました。クリスマスや正月などの年末商戦の他、正月前の買い置き、買い替え(新調)需要により、多くの短期人材が投入されました。平均時給も、10月~12月にかけて上昇し、12月に年間を通じたピーク(995円)となりました。
■製造
年間を通じて需要の高い「製造」の稼働者数は、年末に向けた前倒し案件(焼き菓子など、お歳暮や贈答品用の製造)や前倒し採用(人手不足を懸念し早めに採用を始めること)が影響し、年末前の10月がピークとなりました。平均時給は、10月から徐々に上昇し、12月が年間を通じて最も高い金額(1,000円)となりました。
■運輸
年間を通じてあまり大きな変化のない「運輸」の稼働者数は、12月にやや上昇。ピークの3月に比べるとわずかに少ないものの、需要の高さがわかりました。平均時給は10月と12月に大きな上昇がみられ、12月は4業種中最も高い金額(1,087円)となりました。
■飲食
年間を通じてあまり大きな変化のない「飲食」の稼働者数は、クリスマスや忘年会シーズンとなるこの時期は上昇がみられ、例年繁盛期となる12月にピークを迎えました。平均時給は、12月に急上昇し、「倉庫」や「製造」を超え1,020円に達しました。
【次クォーター(2016年1~3月)予想】
2015年1月~3月の稼働者数をみると、「倉庫」「製造」「コールセンター」「運輸」「小売・販売」「引越・移転」「飲食」と、図(2頁目)にある全ての業種が3月に上昇しています。この時期は、入学、入社、人事異動などを控え、様々な需要が発生します。「コールセンター」でも、塾や自宅学習教材の勧誘など新入学に関わる案件の影響によりピークが訪れています。平均時給は、「引越・移転」「運輸」が大幅な上昇を見せ、他業種を上回っています。
2016年の動向も同じ傾向となることが予想されますが、「倉庫」の稼働者数は2015年後半に非常に大きな伸びを見せており、それが今年に入りどのように変動するか、また訪日観光客のインバウンド需要の高まり(特に2月の春節など)が何らかの影響を及ぼすかなど、例年とは異なる動きが出る可能性もあります。
※詳細につきましては、こちら(PDF)をご覧ください。なお、2014年以前の数字も提供可能ですので、ご連絡ください。
※本クォータリーレポートは厚生労働記者会、労政記者クラブ、東京都庁記者クラブにて配布しています
<本件に関するお問合せ先>
株式会社フルキャストホールディングス
経営企画部 広報担当:豊田(とよだ)
TEL:03-4530-4840 mail:pr@fullcast.co.jp
◆本リリースの詳細については、こちら(PDF)をご覧ください。
(株式会社フルキャストホールディングス http://www.fullcastholdings.co.jp/ /2月18日発表・同社プレスリリースより転載)