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【ヨミ】デュアルライフ デュアルライフ(二拠点生活)

「デュアルライフ(二拠点生活)」とは、都心と田舎といった二つの地域を行き来しながら、仕事や余暇などの都合に合わせて暮らす場所を使い分けるライフスタイルのこと。インターネットの発達によりリモートワークを行いやすくなったことや、シェアハウスや民泊といった新しい暮らし方が増えてきたことにより、二拠点を行き来しながら生活する人が増えています。また、デュアルライフを送る人たちのことを「デュアラー」と呼びます。
(2019/2/28掲載)

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デュアルライフ(二拠点生活)のケーススタディ

趣味満喫型、故郷帰省型に、移住準備型
デュアルライフは十人十色

暮らしに関する理想をすべて実現するのは難しいもの。「都心でバリバリ仕事がしたい」「満員電車には乗りたくない」「休みの日には海や山でアウトドアを満喫したい」。一つの場所に暮らしながら、こうした願望をすべて叶えることは、簡単ではありません。そこで近年注目されているのが、「デュアルライフ」の考え方です。

かつて日本では、市街地の人口が減少し、郊外の人口が増える「ドーナッツ化現象」と呼ばれる傾向が見られました。勤務地から電車で1時間以上かかる郊外のニュータウンに自宅を持ち、緑のある環境で子育てをしたいと考える人が多かったのです。しかし、現在はどちらかというと都心回帰の傾向にあります。共働きが増えていることもあり、東京では利便性を優先した23区内の駅近物件の人気が高まっています。「平日は通勤しやすい都内に暮らし、休日は自然の多い田舎で暮らす」といったように、目的に応じて住む場所を分ける人が増えているのです。

近年はリモートワークが広がり、オフィスにいなくても仕事ができるようになりました。そのため、普段は田舎などで仕事を行い、必要なときだけ都心の会社に出社する、という人も増えています。通勤時間や移動時間がかからず、静かな環境で集中して仕事に臨めることから、生産性の向上も期待できる働き方です。

このように、一言でデュアルライフといっても、その目的や方法はさまざま。二拠点生活を送る「デュアラー」も、いくつかのタイプに分かれます。まずは、趣味満喫型。「サーフィンが好きで、週末は海のそばで暮らす」といった人たちが、このタイプにあたります。次に、ふるさと帰省型。自分や配偶者の故郷を大切にしたいという理由から、どちらかの故郷を拠点の一つにする方法です。そして、移住準備型。いつかは本格的な移住を検討しているが、一度住んでみて土地になじめるかどうかを試す人たちがこれにあたります。そのほかにも子育てや地方創生など、それぞれの目的に応じて、デュアラーたちは柔軟に住む場所や働き方を選択しているようです。

すでに二拠点生活を送っているのは、どんな人たちなのでしょうか。リクルート住まいカンパニーが2019年2月に発表した「デュアルライフ(2拠点生活)に関する意識・実態調査」によると、デュアルライフを送る人たちの過半数は20~30代で、約半数が800万円未満の世帯年収でした。「週末は別荘に」というと、少し前までは経済的に余裕がある人たちの暮らしぶりというイメージがありましたが、居住の多様化によって二拠点生活のハードルは低くなっているようです。

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