インターネットを使えば海外から転職できる、というわけでもない 成果主義にすればやる気のある人材が集まる、というわけでもない 海外への社会人留学、あるいは転勤による海外赴任。外国での生活自体は、もはや珍しいことではなくなったが、同時にこれは、海外で暮らしつつ日本へ帰国してからの仕事を探す人の数が飛躍的に増えたことも意味している。以前に比べると、インターネットという便利なツー...
「公認会計士」のカネと人事 公認会計士といえば、医師、弁護士に並ぶ超難関の国家試験を突破して手に入れる資格です。会社勤めを辞めてまで挑戦する人もあるようですが、企業会計の監査という仕事柄、一般にはあまり実態を知られていません。最近では粉飾決算の手ほどきをする人まで現れましたが、...
若者に人気の成長分野の企業は人材確保もたやすい、というわけにはいかない 第1志望の転職希望先が第2希望よりも先に内定する、というわけにもいかない ソフトの時代、コンテンツの時代が叫ばれている。日本製のアニメやゲームは世界的にも人気が高く、資源のない日本の中核ビジネスの一つになるかもしれないと言われるほどだ。しかし、自動車産業やエレクトロニクス産業など、これまでの日本のお家芸と言われた歴史ある産...
「官」の世界でのキャリアが「民」の世界で生きる、というわけでもない 企業は「名」を捨てて「実」を取ることなどたやすい、というわけでもない 「官」から「民」へ――郵政民営化の論争に象徴されるように、組織や制度を官主導から民主導のものへとつくりかえていく。今、この国の大きなテーマの一つだ。むろん組織や制度が変われば、そこで働く「人」も変化を求められることになるが、しかし公の機関や団体で働い...
採用面接を突破するために希望年収を遠慮して言えばいい? 採用面接といえば人事部が一手に引き受けてやればいい? 以前は、面接といえば「人事部」が行うものと決まっていた。しかし、最近の面接は、考えてみるとほとんどの場合、「採用する部門のマネジャー」が会っているようだ。もともとは外資系企業から始まった「採用する部門に人事権がある」という図式が、日本企業にも確実に浸...
自分でなければできない仕事をしている人は転職も簡単、というわけにはいかない 採用方法に工夫を凝らせばいい人材の獲得は間違いなし、というわけにもいかない 希望の企業に転職が内定しても、入社前には、もう一つの大仕事が待っている。それが「退職の手続きと引き継ぎ」だ。しかし、実際の引き継ぎにどれくらいの期間が必要なのか。初めての転職の場合は意外と読めないことも多い。また、重要な役職を任されているようなケース...
紹介会社の勧める企業はコンプライアンスも大丈夫、というわけにはいかない 転職理由を正直に話してくれる優秀な人材は即採用、というわけにもいかな 入社前にじっくり情報収集をし、代表者をはじめ何人もの社員たちと話し合って、十分な手応えを感じて選んだ転職先の企業。ところが、実際に入社してみると、やはりいろいろな違和感やカルチャーショックがあるものだ。細かい社内の習慣や制度なら、少しずつ慣れていくし...
仕事さえできたら年齢は問わない、というわけにはいかない 前向きな転職なら繰り返しても大丈夫、というわけにもいかない|人材採用ウラオモテ 欧米では職務経歴書(Resume)に写真も貼らなければ、生年月日など年齢がわかる項目も書かない。業務を遂行する能力に、年齢や性別は関係ないという考え方が浸透しているためだ。日本でもこの流れを受けて、募集要項から対象年齢の表示などを外す企業が増えてきて...
企業・人材・紹介会社の「転職」三角関係 ミスマッチを生む「スピード対応」と「スカウト自慢」|人材採用ウラオモテ 企業と個人の面接を、よく結婚のお見合いになぞらえる。間をとりもつ人材紹介会社は、いわば仲人ということになるが、結婚相手を決めるお見合いと、企業が人材を採るそれとでは、似て非なるところもある。たとえば結婚のお見合いで、たった1回会っただけなのに「答えを...
バブル景気の昔は「3K職場」と敬遠され、職人ブームの今は若手が活躍する場がない。「大工」のお仕事 バブル景気の昔は「3K職場」と敬遠され、職人ブームの今は若手が活躍する場がない。「大工」のお仕事をクローズアップ