「教師の学びを科学する データから見える若手の育成と熟達のモデル」
(中原 淳:監修、脇本健弘・町支大祐:著)
~教師の大量退職・採用時代において、若手教師をどのように育てるか~
株式会社北大路書房は、脇本健弘・町支大祐:著『教師の学びを科学する データから見える若手の育成と熟達のモデル』を刊行しました。
若年化が進む横浜市公立学校の教師、初任者から経験10年次までを対象とした大規模調査データをもとに、教師の成長を促す経験や他者との関わりを分析することで、新時代における若手をコアとした育成と熟達のモデルを提唱する。学校現場での新たな研究の有り方をも示した、新人教師や研修担当を強力にサポートする本。
『教師の学びを科学する
データから見える若手の育成と熟達のモデル』
中原 淳 監修/脇本健弘・町支大祐 著
A5判 248頁
定価 本体2700円+税
ISBN978-4-7628-2897-3 C3037
◆目 次
監修者より,本書の刊行によせて
第1章 教師をめぐる今日の状況――社会背景
第2章 これまでの教師研究――本書の理論的位置づけ
第3章 調査概要――本書で用いるデータ
第4章 教師は経験からどのように学ぶのか――教師の経験学習
第5章 教師の成長を促す大学時代の経験――大学からのトランジション
第6章 学校への新規参入と適応――組織社会化
第7章 若手教師が抱える困難――参入時の困難経験
第8章 初めての異動――初任校から2校目への環境変化
第9章 若手教師としてリーダーを務めること――リーダー経験
第10章 学校内における組織的なメンタリング――メンターチーム
第11章 若手教師への効果的な支援――メンターチームの手法
第12章 管理職のメンターチームへの関わり――メンターチームと管理職
第13章 メンティからメンターへの移行――メンタリング行為の連続性
第14章 総 括――若手教師の成長と育成
第15章 教員研修の変革――サーベイフィードバックの応用
第16章 これからの教師教育研究――学校現場・教育委員会・大学の三者間連携
あとがき
(株式会社北大路書房 http://www.kitaohji.com/ /4月発表)