矢野経済研究所、企業向け研修サービス市場に関する調査結果2014
~グローバル人材関連や女性の活用をテーマにした研修サービスが好調~
【調査要綱】
矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内の企業向け研修サービス市場の調査を実施した。
1.調査期間:2014年4月~6月
2.調査対象:研修サービス事業者、ユーザー企業・団体等
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、ならびに電話・e-mail等によるヒアリング、文献調査併用
【調査結果サマリー】
◆ 2013年度の企業向け研修サービス市場規模は前年度比2.6%増の4,790億円
2013年度の企業向け研修サービス市場規模は事業者売上高ベースで、前年度比2.6%増の4,790億円であった。国内景気回復を受け、大手企業では業績が改善し、人材投資意欲が回復している。特に同年度後半より、マネジメント研修、人材のモチベーション関連研修、IT関連の研修等が好調であった。
◆ グローバル人材育成関連の研修や女性の活用をテーマとした研修サービスが好調
ビジネス英語といった語学中心の研修から、MBA関連や、海外に人材を派遣して行う高額なタイプの研修まで、グローバル人材育成関連研修は好調であった。また政府の成長戦略に女性の活躍が位置づけられたことで、大手ユーザー企業を中心に女性の活用をテーマとした研修需要が拡大した。
◆ 2014年度は前年度比4.4%増の5,000億円と今後も拡大傾向を予測
大手ユーザー企業を中心に人材採用の拡大、また人材育成投資意欲の更なる高まりもあり、今後も市場は拡大傾向とみる。2014年度の企業向け研修サービス市場規模は事業者売上高ベースで、前年度比4.4%増の5,000億円、2015年度は同4.0%増の5,200億円を予測する。
◆ 本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社矢野経済研究所 http://www.yano.co.jp/ /7月14日発表・同社プレスリリースより転載)