ウェル医療介護研究所、介護職員の実務能力を認定する新しい資格を開発
ウェルグループ(本社:奈良県、社長:井村征路)の関連法人である特定非営利法人ウェル医療介護研究所(本社:奈良県、代表者:井村征路)は、新たに介護職員の実務能力を判定する認定資格『介護プロ ABCDE級』を開発しました。
この資格は介護福祉士等の既存の資格と異なり、現場での実務能力を判定するために開発されました。現場での能力を判定・資格化することにより、職員のキャリアパス(キャリア形成の道筋)の育成を促進し、業務効率の改善や離職の防止に資するように構成されています。又、特許出願中であります「介護人材育成システム」は介護職員の評価・教育計画・勤務シフトをITによりシステム化し、より効果的に職員教育が出来るように作られています。
【開発背景】
介護保険制度の施行後、介護職員数は増加していますが、2025年には、介護職員はさらに1.5倍以上(約100万人)必要と推計されています。
介護職員の人材確保は国の課題とされ、特にキャリアパスの形成が急がれます。そんな中、国は平成24年から実施されたキャリア段位制度をより強く推進しています。
ウェルグループは国のキャリア段位制度の中で不足していると思われる職員教育のシステム化を効率的に進めるため、介護職員の実務能力を測る認定資格と介護人材育成システムを開発しました。
【介護プロABCDE級の特徴】
介護職員の実務能力を評価・認定する資格であり、キャリアパスを視覚化できます。現状出来ていないところが自分で分かり、それを基にレベル認定された人材による事業所内のOJT指導を受けることによって業務効率の改善につながります。また、「介護人材育成システム」の『楽ちんシリーズ』と連動させることで、さらに効率的な業務改善、職員の育成に結び付きます。
■実施ステップ
<ステップ1:人事評価>
『楽ちんキャリアアップ』ソフト(ウェルグループ提供)のチェックリストを使い自己評価・上司評価を行います。
<ステップ2:資格認定>
『楽ちんレベルup教室』(同法人提供)を受講し、認定試験を受けます。
【今後の展開】
各事業所で資格取得を行い、全国に普及していくことで、介護職員の教育システムを構築し、サービスの質を向上させます。又、介護職員の能力を解りやすく示すことで処遇改善を求めやすくします。
(ウェルグループ・特定非営利法人ウェル医療介護研究所 http://www.wellconsul.co.jp/main/npo/index.html /2月6日発表・同社プレスリリースより転載)