『マイナビ転職』「職種別・年代別 平均年収レポート」
「職種別モデル年収ランキング」を発表
~ 職種別平均年収は最大で340万円の差。
最もモデル年収が高い職種は『コンサルタント(経営戦略)』の876万円 ~
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)が運営する総合転職情報サイト『マイナビ転職』は、『マイナビ転職』会員の転職希望者を対象とした「職種別・年代別 平均年収レポート」と、掲載求人情報から集計した「職種別モデル年収ランキング」を発表しました。『マイナビ転職』による年収に関する調査は初めての試みとなります。概要は以下の通りです。
【「職種別・年代別 平均年収レポート」結果の概要】
2008年1~6月と2013年1~6月を比較すると、掲載求人数は約2倍増、平均年収は減少傾向。転職希望者の平均年収には、アベノミクスの影響はまだ表れず
直近5年間の転職希望者の平均年収と、掲載求人数の相関を見ると、2008年9月のリーマンショック以降、平均年収、掲載求人数は共に減少傾向だった。掲載求人数は、リーマンショック後の2009年前半は、前年の半分にまで落ち込んだが、2009年後半から回復傾向になり、2013年前半にはリーマンショック前の約2倍に増加した。一方、転職希望者の平均年収は、2011年1~6月まで下がり続け、その後は回復傾向にあるが、リーマンショック以前の水準までは戻っていないのが現状である。
(1)『マイナビ転職』会員の平均年収と掲載求人数の推移
※「求人数」は、2008年1~6月の月間平均掲載社数を「1」とし、その対比で半年ごとの平均値を算出
■平均年収が最も高い職種と低い職種では、最大で340万円の差
平均年収が最も高かった職種カテゴリーは、金融や不動産・コンサルタントなどの「専門職関連」で457万円、最も低かったのは医療・教育・介護関連の「専門サービス関連」で344万円となり、110万円以上の差があった。全体的に見ると、技術系・事務系・営業系の平均年収が高く、販売サービス・専門サービスに携わる職種カテゴリーが低い傾向が見てとれる。
さらに細かい職種別で見ると、最も平均年収が高い職種は「経営企画・事業企画・エグゼクティブ系」で604万円、次いでIT関連の技術職である「プロジェクトマネージャー」が591万円、同じくIT関連の「コンサルタント・アナリスト・プリセールス系」が551万円、営業系の「海外営業」が507万円となった。一方、平均年収が低い職種は販売サービス関連の「エステ・理美容・リラクゼーション系」が264万円、次いで専門サービス関連の「保育系」が277万円、販売サービス関連の「調理・調理補助」が307万円となった。
最も平均年収が低い職種と高い職種では340万円の差があり、職種ごとに平均年収が大きく異なっている。また、年代別で最も平均年収が高い職種は、20代は「プロジェクトマネージャー」が469万円、30代は「経営企画・事業企画・エグゼクティブ系」が594万円、40代は「研究・開発・特許系(電気・電子・機械)」が750万円となった。
(2)職種カテゴリー別の年収分布(一部抜粋)
専門職関連全職種
専門サービス関連全職種
(3)職種別の年収分布(一部抜粋)
経営企画・事業企画・エグゼクティブ系
エステ・理美容・リラクゼーション系
~ 「職種別・年代別 平均年収レポート」の詳細はこちらで公開しています ~
マイナビ転職「職種別・年代別 平均年収レポート」概要
○調査内容/マイナビ転職会員の年収データ調査
○調査方法/マイナビ転職スカウトサービスの利用会員データより算出
○調査期間/2007年4月1日 ~ 2013年6月30日
○調査対象/マイナビ転職会員のうち、上記の期間中にスカウトサービスに登録した正社員として就労している20~59歳の会員 約17万人(退会者除く)
【「モデル年収ランキング」結果の概要】
転職希望者の平均年収と掲載求人のモデル年収には、一定の差
転職希望者の平均年収と掲載求人のモデル年収では、同じ職種でも一定の差が見受けられる。例えば、医療関連の営業職である「メディカル営業(MR・MS・その他)」は、『マイナビ転職』会員の平均年収は489万円、掲載求人のモデル年収平均では561万円となり、転職で年収が上昇する可能性を示していると言える。
■最もモデル年収が高い職種は、『コンサルタント(経営戦略)』の876万円
『マイナビ転職』に掲載している求人のモデル年収を集計した結果、最も平均年収の高い職種は「コンサルタント(経営戦略)」で876万円、最も平均年収の低い職種は「管理栄養士・栄養士・フードコーディネーター」で335万円だった。その差は541万円となり、職種ごとに掲載求人の年収には大きな差がある。
また、平均年収が高い職種は、金融関連の専門職である「金融商品開発・アクチュアリー」で775万円、不動産関連の専門職である「用地仕入」が771万円、同じく不動産関連の「不動産事業企画」が709万円と続いた。高い専門性が求められる職種が上位を占める結果となった。
その他、事務・企画・経営関連の「知的財産・特許」が698万円、「経営幹部、CEO、CFO等」が694万円、IT関連の技術職では「システムコンサルタント・アナリスト・プリセールス系」が690万円、「プロジェクトマネージャー」が648万円となった。営業関連では「金融営業」が676万円、販売・サービス関連では「FCオーナー・代理店研修生」が611万円、医療・教育などの専門サービス関連では「教師・講師・インストラクター系」が582万円となり、職務領域ごとに平均年収が高い職種がある。
(4)職種別モデル年収ランキング(上位30位)
※掲載求人の想定年収。基本給・各種手当て・インセンティブなどを含めて算出
~ 「職種別モデル年収ランキング」の詳細はこちらで公開しています ~
マイナビ転職「モデル年収ランキング」概要
○調査内容/マイナビ転職 掲載求人のモデル年収データ調査
○調査方法/マイナビ転職 掲載求人のモデル年収データ欄より算出
○調査期間/2007年4月1日 ~ 2013年6月30日
○調査対象/マイナビ転職掲載求人のうち、
上記の期間中に求人原稿のモデル年収欄を利用した求人情報約7万件
※モデル年収とは、基本給に各種手当てを含めた年収実績例です
<マイナビ転職について>
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◆ 本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社マイナビ http://www.mynavi.jp/ /11月21日発表・同社プレスリリースより転載)