ジョブウェブ、【14卒就職活動調査】
~企業への不満・改善要望:会社説明会・選考での対応について厳しい意見~
【2014年度卒学生・就職活動振り返り調査】
企業の採用活動に対する学生からの不満・改善要望
会社説明会・選考での対応に対して厳しい意見
人材採用コンサルティング会社、株式会社ジョブウェブ (本社:東京都港区 代表取締役社長:新治 嘉章 以下、当社)は、2013年4月23日~5月1日に、2014年度卒のジョブウェブ会員の学生を対象に就職活動に関する調査を行い、『企業の採用活動に関する不満・改善要望』について尋ねました。調査の結果、企業セミナーや説明会、選考時の対応に対し、不満を抱く学生が多いことが明らかになりました。
■調査概要
調査期間:2013年4月23日~5月1日
調査対象:2014年度卒業予定のジョブウェブ会員349名(慶應義塾大学33名 早稲田大学22名 東京大学19名 京都大学14名 明治大学12名 立命館大学12名 東京理科大学10名 同志社大学9名 南山大学9名 東京工業大学9名 他)
【会社説明会・選考での対応に対して厳しい意見】
企業の採用活動に対する不満について、「当てはまる」と回答した学生が最も多かったのは「選考時の対応(当てはまる:50.9%)」でした。次いで、「人事の対応、印象」、「セミナーや説明会時の印象や内容」についても4割程度が当てはまると回答していました(人事の対応、印象:42.0%、セミナー・説明会:38.4%)。具体的な不満内容について学生から寄せられたコメントを見ると、まず「選考対応」に関しては、面接での話を聞く姿勢や質問の仕方、選考結果の連絡の遅さに対する不満、「社員の対応・印象」に関しては質問への対応の不十分さ、人事担当者と他の社員との対応や発言のズレ等に対する不満が寄せられていました。「セミナー・説明会」に関しては、参加社員の覇気の無さや質問対応の頼りなさ、プログラム内容や運営面に関する不満(一方的な内容、段取りの悪さなど)が寄せられていました。
≪回答抜粋:企業の採用活動に対し不満に思った点、直して欲しい点≫
■選考から結果が出るまでに時間がかかりすぎる点。明らかに補欠扱いだと分かり、志望度がかなり下がりました。
■最終面接官の揚げ足を取るような面接の姿勢が意図的だったのかもしれないが、少し不快感を覚えた。
■グループワークで面接官がPCで別の仕事をしていたこと。
■人事の方がおっしゃっていたことと最終の役員の方のお話とでニュアンスの違うことがあり、何が本当なのか分からなくなりました。
■「夢なんかないですよ。逆にあなたはあるのですか?」と言っていた社員がいる企業には行きたくないと思いました。
■説明会でのトップのお話があまり面白くなかった上に長く、時折はさまるワークも面白くない内容でつらかった。その上、質疑応答の時間もなく、一方的な印象を受けた。
■説明会で人事の方が無愛想で印象が悪かった。セミナーでパワーポイントを使いこなせておらず、スムーズに進まなかった。
■説明会で、4人の社員の方との質問タイムがあり、その時の3人の社員の方の返答が皆同じで、内容も小学生の感想レベルでがっかりしました。入社してからこの先輩方を目標にして頑張りたい、とは思えなかったので選考辞退しました。
【考察】
本調査では企業の採用活動に対する不満として、会社説明会や選考における学生への対応に関して厳しい意見が多く寄せられていました。学生にとって社員と直接会える機会は貴重なものです。それゆえに学生達は、採用活動で出会う社員の方の様子や対応を非常によく見ていることが伺えます。(株式会社ジョブウェブ 学生調査担当 小山)
■ 調査結果の詳細はこちらをご参照ください。
(株式会社ジョブウェブ http://company.jobweb.jp/ /9月5日発表・同社プレスリリースより転載)