トヨタ自動車、60歳超社員の再雇用で、
職場内の清掃作業などに従事する新制度導入を検討
トヨタ自動車株式会社(愛知県・豊田市)が60歳を超えた社員の再雇用で、体力に自信のない人などを対象に、職場内の清掃や草刈りなどに従事できる新制度の導入を検討していることがわかった。現在、トヨタは60歳超の社員を健康面や職務遂行能力に問題がないことを条件に、定年退職した後の約7割の社員を再雇用しているが、今年4月の改正高年齢者雇用安定法の施行により希望者全員の再雇用が義務付けられるため、多様な職種を揃えることで、再雇用者が不安なく働ける環境をつくる。(朝日新聞)
今後はさらに高齢化が進むと言われており、企業には、シニア世代がいきいきと働き続けるために、多様な選択肢を用意することが求められている。同社の試みは、そのための有効な手段の一つとして、多くの企業の注目を集めそうだ。
『日本の人事部』編集部