平成24年度「『見える』安全活動コンクール」を実施(厚生労働省)
~労働災害防止活動の「見える化」事例を募集(10月1日~11月30日)~
厚生労働省では本日から、労働災害防止に向けた企業の取り組み事例を募集・公開し、国民からの投票により優良事例を選ぶ、平成24年度「『見える』安全活動コンクール」を実施します。
このコンクールは、昨年4月に厚生労働省が策定した「安全から元気を起こす戦略」の一環として実施するものです。2回目となる今年は、より多くの応募を促すため、昨年の事例を基に「見える化」の活動内容を「危険有害性」や「安全衛生事象」など7パターンに類型化しました。
応募期間は、本日10月1日(月)から11月30日(金)まで。応募事例は、「あんぜんプロジェクト」のホームページに掲載し、平成24年12月17日(月)~平成25年2月17日(日)の間に実施する投票の結果に基づいて、優良事例を3月下旬に発表する予定です。
安全活動の「見える」化とは、労働災害に対する認識を従業員が共有し、それぞれの現場での危険予知に役立てるための、目に見える形での取り組みを言います。さらに、自社の安全活動を企業価値(安全ブランド)の向上に結びつけ、一層、機運を高めることも狙いとしています。
厚生労働省では、コンクールの実施を通じて、特に労災の発生件数が増加している第3次産業(小売業、社会福祉施設、飲食店)や、今後の震災復旧・復興工事での労働災害の減少に取り組んでいきます。
1 趣旨・目的
平成23年の労働災害による死亡者数は1,024人と過去最少だったものの、休業4日以上の死傷者数は111,349人と前年に比べて3,590人の増加(+3.3%)となり、33年ぶりに2年連続の増加という残念な結果となりました。建設業では、約6割の企業が、最近の厳しい経営環境により安全衛生管理活動に支障を来している、または後退しているとするなど、企業の安全への取り組みはその足元が危うい状態にあります。
こうした状況の中、平成23年4月に緊急に取りまとめた「安全から元気を起こす戦略」では、『企業の安全活動活性化の支援』を掲げています。
これを実現していくための取り組みの1つとして実施する「『見える』安全活動コンクール」では、職場の安全活動の中で、危険認識や作業上の注意喚起を分かりやすく周知でき、また、一般の労働者も参加しやすい活動である安全活動の「見える」化について、取組事例を募集、公開し、広く国民から投票を募り、優良事例を決定します。これにより事業場の安全活動の「見える」化への取り組みを活性化することを目的とします。
また、このコンクールに応募された取組事例は、現場の安全活動の取り組みに活用できるよう、「あんぜんプロジェクト」ホームページ上で継続的に公開します。
2 実施スケジュール
募集期間:平成24年10月1日~平成24年11月30日
投票期間:平成24年12月17日~平成25年2月17日
結果発表:平成25年3月下旬(予定)
3 取組事例の応募方法
「あんぜんプロジェクト」ホームページ上の「『見える』安全活動コンクール」特設ページから、申請書をダウンロードし、電子メールに添付して応募してください。(メンタルヘルス対策も対象になります)
詳しくは、こちらのURLから「『見える』安全活動コンクール」特設ページをご覧ください。
4 取組事例への投票方法
平成24年12月17日から、「『見える』安全活動コンクール」特設ページ内の「応募作品」ページから誰でも簡単に投票できます。
(締め切り:平成25年2月17日)
「応募作品」ページ
5 参考
(1) 安全から元気を起こす戦略(報道発表)
(2) あんぜんプロジェクト周知用リーフレット(第2版)
◆ 詳しくはこちらをご覧ください。
(厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/ /10月1日発表・報道発表より転載)