ISID、多摩信用金庫の次期人事給与システムを受注
~戦略的人材マネジメントの高度化を「POSITIVE-Financial Edition」で支援~
株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、資本金:81億8,050万円、代表取締役社長:釜井 節生、以下ISID)は、多摩信用金庫(本店:東京都立川市、理事長:佐藤 浩二)の次期人事給与システムとして、金融機関向け人事給与パッケージソフト「POSITIVE-Financial Edition(ポジティブ・フィナンシャルエディション)」が採用されたことをお知らせいたします。
本システムは多摩信用金庫の戦略的な人材マネジメントの基盤となるもので、職員・パートタイマー等約2,400名を対象とし、2013年4月の稼働開始を予定しています。POSITIVE-Financial Edition は1,100社以上の導入実績を持つISIDのHRM(Human Resource Management)ソリューションをベースに、金融機関向けに特化した機能を持つ人事・給与・就業パッケージシステムです。
■背景■
多摩信用金庫では、お客さまの課題解決力の一層の向上を図るため、人材ポートフォリオの可視化・分析に基づく人員配置の最適化など、戦略的な人材マネジメントの強化が検討されてきました。また、営業店や人事部門における人事関連業務の作業負荷への対応策も検討されてきました。これら戦略的な人材マネジメントの実現と、人事関連業務の効率化を図るため、新しい人事給与システムの導入が検討され、複数のパッケージシステムを比較検討した結果、ISID のPOSITIVE-Financial Editionの採用が決定しました。
■採用のポイント■
(1)金融機関向けの豊富な標準機能
金融機関向けに機能特化したPOSITIVE-Financial Edition は、証券外務員や生保募集人など金融機関で必須とされる各種資格の管理をはじめ、金融機関で必要とされる機能を標準で搭載しています。システムのカスタマイズなしで職員の人事情報を見える化でき、戦略的な人材マネジメント基盤として、人材データベースの構築や最適な人員配置などに活用できる点が評価されました。
また、現行人事システムで多数使用されていた多摩信用金庫特有の帳票についても、標準機能の自由帳票作成機能を活用することで、システムのカスタマイズを行わずに作成可能である点も評価されました。その他、 POSITIVE-Financial Edition の豊富な標準機能を活用することで、開発コストが低減され、さらに法制度改正時のメンテナンス作業の軽減などが可能である点も評価されました。
(2)全機能Web 対応によるシステム運用負荷の抑制
POSITIVE-Financial Edition は、職員が利用する給与・賞与の閲覧機能、人事考課、自己申告などの各種ワークフロー機能、人事部門が使用する社員情報メンテナンス機能なども含め、全ての機能がWebブラウザから利用可能です。クライアント端末へのインストールやバージョンアップなどの個別対応が不要なため、システム運用負荷を大幅に抑制できる点が評価されました。
(3)豊富な導入・運用実績
新システムを立ち上げるにあたり、POSITIVE-Financial Edition が数多くの金融機関で導入されている点が高く評価されました。また、現行システムに合わせた業務の見直しとシステム構築を並行して進めるにあたって、人事システムを含め大規模な業務アプリケーションシステムの構築を幅広い業種・分野において数多く実施してきたISID のシステムインテグレーション力が評価されました。
■新人事給与システム導入の狙い■
本システム の導入により、多摩信用金庫では戦略的な人材マネジメントの基盤が構築されます。この基盤を活用した施策として、営業・融資・預金事務等の各種スキルレベルを分析してキャリアモデルとして定義し、これを職員のスキルレベルと比較することで職員毎に向上すべきスキルを明らかにし、より効果の高いセミナーや学習に関する情報提供などを行う計画です。また、人事異動にあたっては特定のスキルやコンピテンシー(行動特性)を抽出するなど、要員組成の迅速化などにも利用される予定です。
事務効率面では、POSITIVE-Financial Edition の機能を活用し、紙ベースで行っていた給与明細書や源泉徴収票の配布、年末調整を含めた各種申告、及び自己申告や人事考課を、すべてWeb ブラウザからの作業に切り替え、ペーパーレス化を実現する計画です。これにより営業店部門、人事部門の業務負荷が大幅に削減される見込みです。
≪多摩信用金庫人事部 担当者のコメント≫
「当金庫は、「お客さまの幸せづくり」を経営理念に掲げ、東京多摩地域と神奈川県の相模原市に80店舗(出張所4店舗を含む)を有する地域金融機関です。今回、戦略的な人材活用、システムの全金庫利用、システムリスク低減を実現するとともに、業務のワークフロー化、ペーパーレス化を図るため、新人事給与システムとしてPOSITIVE-Financial Edition を導入することとしました。具体的な例として、人材マップによる戦略的な分析、職員情報の見える化、金庫内ネットワークによる給与・賞与明細書や源泉徴収票等のWeb公開、人事考課や自己申告のWeb 化により、営業店・人事部の業務効率化を図ります。今後は、POSITIVE-Financial Edition をさらに活用することで、戦略的人材マネジメントをより高度なものとし、経営理念の実現を図ります。」
ISIDでは今後も、POSITIVEを中核とするHRM ソリューションビジネスをさらに強化し、企業の人材戦略を支援するITソリューションを提供してまいります。
◆ 本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社電通国際情報サービス http://www.isid.co.jp/ /9月14日発表・同社プレスリリースより転載)