ビー・スタイル 【アンケート調査】
結婚後または出産後に働きたいと考える女性の就職活動について
96%が結婚・出産後「働きたくても、就職難しい」と回答
~家庭と両立できる仕事創出にこそ支援必要~
主婦に特化した人材サービスを展開する株式会社ビー・スタイル(本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦、以下ビー・スタイル)は、結婚後または出産後に働きたいと考える女性の就職活動についてアンケート調査を行いました。96%の女性が結婚・出産後の就職について「難しい」と感じている実態が明らかとなりました。
■ 調査概要
・調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
・有効回答者数:203名(すべて女性・既婚187名/独身16名)
・調査実施日:2011年12月14日から2011年12月25日まで
・調査対象者:ビー・スタイル派遣登録者/求人媒体『しゅふJOB』登録者
■ 調査結果サマリー
1.89%の女性が、結婚後または出産後も仕事を続けていきたいと考えている。
2.仕事をしていきたい理由で最も多いのは「今後の生活に不安を感じるため(収入面)」で59%。
3.96%の女性が、独身時代と比べて就職活動および就職そのものについて「難しい」と感じている。
4.就職活動が難しい理由で最も多いのは「家庭と両立できる仕事が少ない」で69%。
■ 調査結果詳細
1.89%の女性が、結婚後または出産後も仕事を続けていきたいと考えている。
55%が「できれば仕事をしていきたいと思う」と回答。次いで34%が「非常に強く仕事をしていきたいと思う」と続いた。
⇒(図1:結婚後または出産後に、どの程度強く仕事をしたい(または続けていきたい)と思いますか?)
2.仕事をしていきたい理由で最も多いのは「今後の生活に不安を感じるため(収入面)」で59%。
その他、「社会と関わり視野を広げたいため」「子供の教育費のため」「老後への備えのため」など。
⇒(図2:仕事をしたいと思う理由について教えてください。)
3.96%の女性が、独身時代と比べて就職活動および就職そのものについて「難しい」と感じている。
「簡単であると感じる」は0%。
⇒(図3:結婚前の就職活動と比べて、結婚・出産してからの就職活動・就職についてどのような印象をお持ちですか?)
4.就職活動が難しい理由で最も多いのは「家庭と両立できる仕事が少ない」で69%。
その後、「家庭との両立を理解して受け入れる企業が少ない」「仕事をしなくなってからのブランクに不安を感じる」と続く。
⇒(図4:どのような点で結婚前に比べて就職活動が難しいと感じますか?)
■ 今回の調査のポイントと考察を以下にまとめます。
【1】 結婚・出産後の女性にとって就職活動の現実は厳しい。
【2】 女性が仕事を続けたい一番の理由は生活への不安。
【3】 行政支援等による「家庭と両立できる」仕事の創出が鍵。
結婚・出産の後、9割近くの女性は働くことを希望しています。しかし、「働くことを希望しない人」を含めて96%の女性が「就職活動は難しい」と感じており、結婚・出産後の女性を取り巻く就業環境の厳しさを物語っています。就職活動が難しい理由として挙っているのは、「家庭との両立」や「ブランク」といった主婦ならではの要因です。
今回の調査で「仕事をしていきたい」と答えた女性のうち、現在仕事に就いていない人の75%がパソコン操作業務の経験があると回答しました。総務省が集計した平成17年国勢調査によると、15~64歳までの専業主婦と推察される人数は1,019万人。この数字の中に、パソコン操作を含む様々な潜在能力を保持する主婦人材が多数眠っていると考えられます。
少子化と高齢化が同時に進行する中で、生産年齢人口は減少の一途をたどっています。将来の労働力不足に向けて、主婦人材の活躍の場を広げることは効果的な解決策となるはずです。就業時間や日数などを考慮し、主婦にとって働きやすい条件を備えた仕事を創出した際に助成金を出すなど、行政施策の推進も大いに有効だと考えます。
株式会社ビー・スタイルでは、2002年の創業以来一貫して「パートタイム型派遣」などを通じ主婦の雇用機会創出に尽力してまいりました。
より多くの主婦人材が社会で活躍できるようサポートすることで、日本経済の活性化と豊かな社会の実現に貢献したいと考えています。
<株式会社ビー・スタイルについて>
主婦層に特化し、新しい労働力を提供する人材サービス会社です。主要事業の「パートタイム型人材サービス」は大手企業を中心に月間約600社、主婦登録数は約5万8,000人。女性がそれぞれの価値観、ライフスタイルにあわせて働ける社会の実現に向けて、派遣・紹介・在宅など様々な人材事業を展開しています。
・主婦層に特化したパートタイム型派遣/在宅サービス/単発派遣に関するサイト
http://www.b-style-part.net/
http://www.b-style.net/haken/
・株式会社ビー・スタイルのWebサイト
http://www.b-style.net/
◆ 本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ビー・スタイル http://www.b-style.net/ /4月27日発表・同社プレスリリースより転載)