森永乳業、サマータイム制を全国に拡大して実施
森永乳業株式会社(東京・港区)は、4月2日から9月28日まで、就業時間を1時間早める「サマータイム制」を導入する。通常は午前9時~午後5時30分の就業時間を、期間中は午前8時~午後4時30分に変更。本社や全国の支社・支店、管理センターに勤務する、約1300人の社員が対象となる。
同社では、昨年も3月28日から9月末まで一部の事業所でサマータイム制度を実施したが、事後に実施した調査の結果、「働き方の効率化に関する意識改革」「節電への協力意識の醸成」に一定の効果があることを確認。今年は対象エリアを拡大しての実施となった。サマータイム制の導入にあわせて、昨年より1ヵ月早く「クールビズ」もスタートさせる(期間は4月2日~10月31日)
昨年は東日本大震災以降、多くの企業が節電対策としてサマータイム制を臨時導入。電力使用量の削減だけでなく、残業時間の減少や業務の効率化など、社員の「働き方」の改善の面でも効果があることを実感した。藤村修官房長官が26日の記者会見で、今夏の電力需給対策について「(4月末からの)連休前後くらいには提示したい」との意向を示したが、それと前後して、今年もサマータイム制の導入に踏み切る企業の動きが活発化しそうだ。
『日本の人事部』編集部
※森永乳業株式会社 ニュースリリース「始業、終業時刻の変更およびクールビズ実施のお知らせ」
http://www.morinagamilk.co.jp/download/index/4859/120328summer.odf