JMAM、eラーニングで学ぶ、地震災害時の対応、防災の基礎知識
『災害を先読みする!地震災害対応コース』 2月開講
~社員への防災・減災の意識づけとして~
日本能率協会マネジメントセンター(代表取締役社長:長谷川隆、港区、以下JMAM[ジェイマム])は、eラーニング ライブラリ※1の新コース『災害を先読みする!地震災害対応コース』を、2012年2月より開講します。
東日本大震災の経験や原発事故の長期化により、企業や組織がリスクマネジメントの観点から災害対策や従業員教育の見直しを図っています。しかし、従業員一人ひとりが、災害状況を想定した準備や適切な行動を具体的に実践できることは少なく、こうした従業員に向けた教育が課題となっています。また、2011年12月に大幅に修正された国の「防災基本計画」においても、「防災活動の促進」「防災思想の普及、徹底」が求められていることから、教育のニーズはますます高まると予想されます。
JMAMでは、このような背景のもと、一般ビジネスパーソンを対象とした、「災害を先読みする!地震災害対応コース」を開発しました。本コースでは、「防災基本計画」の総則にもうたわれている被害を最小化する「減災」の考え方を基本に、eラーニングという手軽なツールを活用して、地震災害への対応、防災に関する基礎知識を身につけ、受講者自らが、さまざまな対策を組み合わせて、災害に備え、「減災」を実践できるようになることを目指します。
コース内容としては、防災の基礎知識や災害マネジメントの考え方を習得し、職場や自宅など、身近な場所で起こりえる災害を具体的にイメージし、トレーニングを行います。監修は、東京大学 教授 生産技術研究所 都市基盤安全工学国際研究センター長の目黒公郎氏が担当しています。地震による被害は、自らを取り巻く諸条件によって大きく異なり、自身の条件に合った準備と適切な行動が必要になることから、その場の状況を具体的にイメージする能力=『災害イマジネーション力』の重要性を伝えます。
【 eラーニング『災害を先読みする! 地震災害対応コース』概要 】
■ 開講時期: 2012年2月
■ 対象 : ビジネスパーソン全般
■ 学習時間: 想定学習時間約5時間(最短実行時間約60分予定)
※ 想定学習時間・・・コース内の課題対応を含み、学習開始から終了までにかかる時間の目安となる時間
※ 最短実行時間・・・コースのナレーション(音声)総時間を示し、コース内の課題やワークシートに取り
組む時間。取り組みのための復習時間は含まない
■ 監修 : 目黒公郎 氏(東京大学 教授 生産技術研究所 都市基盤安全工学国際研究センター長)
■ 学習項目:
1章 「防災を自分の事として捉える ~災害から大切なものを守るのは自分~」
災害対策の基本である「自らが考える、想像する、備える、行動する」ことの重要性・必要性を理解し、災害から大切なものを守るのは自分であることを認識するなど、災害に対する意識づけをおこなう。
1-1 防災の主役はだれ?
1-2 必要なのは「災害イマジネーション力」
1-3 防災をプランニングするには
2章 「災害対策のポイント ~地震災害に備えるために~」
災害対策の考え方、災害の基礎知識を学び、日常生活における発生時の危険性と、有効な被害軽減策を考えるうえでのポイントを理解する。
2-1 災害のしくみを理解する
2-2 地震による被害
2-3 地震のメカニズム
2-4 地震のゆれ
2-5 地震の3つの性質
2-6 津波
2-7 地盤の影響
2-8 液状化
2-9 耐震
2-10 制振・免振
2-11 共振による被害
2-12 家具・じゅう器の転倒
2-13 家具・じゅう器の配置
2-14 凶器に変わるじゅう器・家具 高層階の室内
2-15 火災と避難場所
2-16 災害時の情報入手・発信
2-17 放射線の影響
2-18 防災対策のマトリクス
3章 「災害イマジネーション ~地震災害の対応訓練~」
季節・場所・時間などの条件を変えて、自らの被災状況など「災害」を想像する訓練をおこなう。また、対策を検討する際のポイントを理解することで「災害イマジネーション力」を養う。
3-1 災害イマジネーション力を活かす
3-2 訓練 仕事中に地震に遭遇したら・・・(オフィス、生産現場、店舗)
3-3 訓練 プライベートで地震に遭遇したら・・・(外出中、自宅就寝中)
※開発中のためカリキュラム等は変更になる場合があります。
※1 「eラーニング ライブラリ」とは
JMAMが提供する「eラーニング ライブラリ」は、1年間の契約期間中、全受講者がライブラリに集約された全コースのeラーニングを何度でも受講することができる研修システムです。料金体系は受講者数に応じた定額制(マネジメント系ライブラリの場合、全56コース100名37.8万円~)のため、学習する回数が多いほどコストパフォーマンスが高くなります。2012年1月現在、102コースをラインナップし、約600社、のべ13万人が利用しています。 http://www.jmam.co.jp/productservice/elearning_lib/index.html
[ 株式会社日本能率協会マネジメントセンター(JMAM) ]は、日本能率協会(JMA)グループの中核企業として1991年に設立されました。通信教育・研修・アセスメント・e-ラーニングを柱とした人材育成支援事業、『能率手帳』を代表とするビジネスツール事業、ビジネス書籍の発行を中心とした出版事業を通じて、企業の「人づくり」を支援しています。
◆ 本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社日本能率協会マネジメントセンター http://www.jmam.co.jp /1月25日発表・同社プレスリリースより転載)