リージャス、「勤務時間に関する調査」を実施
残業大国日本、残業時間でも男女平等化が進む?
家に仕事を持ち帰らない日本人、社内に残って残業傾向に
先進的ワーククプレイス・ソリューションを提供する世界最大の企業リージャス(本社:ルクセンブルク、最高経営責任者:マーク・ディクソン)が勤務時間に関する調査報告を発表した。
【 回答結果のまとめ 】
■ 世界でも有数の残業大国日本であるが、総残業時間を見るとブラジルがトップ
■ 日本企業は他国と比較して男女の残業時間に大きな差はない。この傾向は日本のみ
■ 日本人は仕事を持ち帰らずオフィスへ残る傾向が強い。特に大手企業にこの傾向が顕著
【 調査概要 】
調査タイトル : 勤務時間に関する調査
調査の対象 : 世界のビジネスパーソン
有効回答数世界合計 : 約12,000
有効回答数国内合計 : 約320
調査期間 : 2011年8月
調査地域 : 世界80カ国
実施機関 : MindMetre Research
今回の調査の結果、長時間勤務(1日に11時間以上とする)すると回答したビジネスパーソンの最も多い国はブラジル、次いで日本、南アフリカ、フランスが並ぶ結果となった。
男女別に見てみると、長時間勤務すると回答した男女の割合は日本のみほぼ同等の水準であった。他国では主に男性が長時間残業する中、日本では平等に残業している格好だ。
また、他国と比較して特徴的であった点は、日本は仕事を家に持ち帰らない傾向が強い点だ。家に仕事を持ち帰らないと回答したビジネスパーソンは34%と他国と比較して非常に高い。他国では比較的家で仕事をすることが一般化されつつあるが、日本では社内に残って仕事を仕上げるビジネスパーソンが多いようだ。
リージャスの日本法人である日本リージャス株式会社(本社:港区)の北アジア地区担当会長である呉 偉(くれたかし)は、この調査結果に対して「各国の残業に対する考え方の違いが浮き彫りになりました。他国では残業といっても、家や第三の場所を利用しての業務が多いので、常に社内に残って仕事をしなければならない日本企業とは大きな差があります。確かに社内で仕事をするメリットはありますが、従来のワークスタイルに縛られ、柔軟な対応ができないままでは、従業員のワークライフバランスの面、ひいては作業効率の面で他国に遅れを取ってしまうでしょう」と述べています。
◆ 今回のレポートの詳細はこちら(英文) pdf
(リージャス http://www.regus.co.jp/ /11月15日発表・同社プレスリリースより転載)