リージャス調査、日本の大手企業、今後2年間で国際化の動きが加速
~外国人雇用へ意欲~
先進的ワーククプレイス・ソリューションを提供する世界最大の企業リージャス(本社:ルクセンブルク、最高経営責任者:マーク・ディクソン)の実施した調査報告によると、日本の大手企業は外国人雇用を進めるなど今後2年間で最も国際化の動きが加速するとの結果が明らかとなった。
【 回答結果のまとめ 】
■ 世界的に雇用に対する意欲は高い。
■ 日本企業の外国人雇用に対する意欲が最も大きく、新卒への雇用意欲は低い
■ 日本と中国のみ国内企業の方が海外展開する企業よりも雇用意欲が高い
■ 世界的に75%の企業が今後12ヶ月で利益増を見込んでいる。
【 調査概要 】
調査タイトル : 企業の雇用に関する調査
調査の対象 : 世界のビジネスパーソン
有効回答数世界合計 : 約17,000
有効回答数国内合計 : 約350
調査期間 : 2011年8月
調査地域 : 世界80カ国
実施機関 : リージャス
今回の調査の結果、世界的にビジネスを見てみると、景況感は下がったものの半数以上の企業(64%)の企業が今後2年にわたり社員数を増やす予定であるとの回答をするなど、雇用には意欲的であるようだ。国内でも66%が採用増を予定していると回答した。以下は代表14カ国で今後2年間に採用増を予定していると回答した企業の割合。
雇用形態の内訳を見てみると、日本では外国人スタッフの雇用に最も意欲的で、次いでフリーランス、在宅や社外の場所で働くリモートワーカーが続く。新卒採用への意欲が最も低い結果となった。また世界的に見て、柔軟な雇用形態を採用する意欲が高いことが伺える。下記は雇用形態別雇用意欲を表にしたもの。国内企業の40%が外国人スタッフの採用に意欲的であると回答した。
また、大手・中小企業別の内訳を見ると、他国と比較して外国人スタッフの雇用へ意欲を見せる日本の大手企業が飛びぬけて多い。以下は外国人スタッフを採用予定であると回答した大手企業と中小企業の割合を比較したもの。日本の中小企業と大手企業を比較すると大きな差があることが伺える。
また、海外展開する企業と国内企業別内訳を見てみると、日本と中国を除いて、海外展開する企業の方が雇用を予定していることが伺える。下記は、今後2年間で採用増を予定すると回答した企業の内、国内企業と海外展開する企業を比較したもの。
また、今後のビジネスの見通しを見てみると、今後12ヶ月で収益増を見込んでいると回答した日本企業は65%、世界的には75%の企業が同様の回答をした。以下は、今後12ヶ月で収益増を見込んでいると回答した企業の割合。
リージャスの日本法人である日本リージャス株式会社(本社:港区)の北アジア地区担当会長である呉 偉(くれたかし)は、この調査結果に対して「昨今の厳しいビジネス環境の中、景況感は下がっていることを予想していましたが、先を見据えて人材に投資しようとする積極的な動きが伺えました。また、日本ではやはり大手企業による外国人雇用への意欲が非常に高いことも明らかになりました。急速な国際化が進む中、国際競争に勝つためには現地の人材が必要かつ費用対効果の高い方法であるのかもしれません。外国人スタッフの雇用の裏には、日本企業への海外進出の加速もあります。今後国際化が更に進む中、弊社のサービスの中にもあるサービスオフィス等、費用が掛からずリスクの低いソリューションを利用して海外展開に進む企業が増えることでしょう。弊社では、東芝の欧州現地法人であるToshiba Europe GmbHや新日鉄など日本の大手企業の皆様からサービスオフィスをご利用いただいています」と述べています。
今回のレポートの詳細はこちら(英文)
● リージャスについて
リージャスグループは、先進的ワークプレイス・ソリューションを提供する世界最大の企業であり、設備を完備したオフィスから、専門会議室、ビジネスラウンジ、さらにテレビ会議スタジオの世界最大級ネットワークまで、幅広い設備やサービスを提供しています。リージャスは自宅から、外出先、あるいはオフィスのいずれの場所からでも働くことのできる新しい方法を提供します。グーグル、グラクソ・スミスクライン、ノキアなどの世界的な大企業から中小企業まで、オフィスや仕事場をリージャスにアウトソーシングすることにより、本業のビジネスに注力できる体制を整えています。
90カ国、550都市の1,200カ所にわたるリージャスの施設を利用する顧客は毎日90 万人以上に上り、それによって個人や企業はいつでも、どこでも、またどのようにでも仕事をすることができます。 リージャスは1989 年にベルギーのブリュッセルで創設され、ロンドン証券取引所(LSE:RGU)に上場しています。
詳細は、http://www.regus.com. を参照下さい。
◆ 本リリースの詳細はこちらをご覧下さい。
(日本リージャス株式会社 http://www.regus.co.jp/ /10月11日発表・同社プレスリリースより転載)